Boat-Practice

土屋智則:静かなる疾走、緻密な戦術と勝負勘を備えた“実戦派レーサー”(8月27日更新)

選手プロフィール

  • 登録番号:4362/期:97期
  • 支部:群馬(出身:群馬)
  • 生年月日:1985年2月6日(40歳)/164cm・54kg・B型
  • 期別成績(集計:2024/11/01〜2025/04/30):勝率6.90/2連対率42.4%/平均ST0.12/出走125/優出3/優勝1

レーススタイルの輪郭(データで読む)

  • イン(1コース)の説得力1着71.9%(57)/2連82.5%/3連87.7%/ST0.11。白カポックは“相手探し”に切り替えやすい堅さ。
  • ②コースの連対厚み2連51.3%(46)/3連78.3%。刺してからの抜け出し(差し→道中で先頭浮上)の再現性が高い。
  • 近況の上振れポイント:直近3カ月で5コース1着16.7%(12)と外の決定力が上向き。今期でも5コース1着5.5%→直近1カ月は66.7%(3)とサンプル少ながら強い当たり目が出ている。
  • ナイター適性:夜の平均STは1=0.11/2=0.11/4=0.13/5=0.12。暗くなるほど中外の踏み込みが締まり、道中の捌きと噛み合う。※3コースはナイター0.16で“慎重発進”。
  • 今節の入り(若松SG メモリアル):初日5枠→1着(ST0.14)3枠→5着(ST0.10)で1着率50.0%/平均ST0.12の上々スタート。

1コース(イン)

1着71.9%(57)/2連82.5%/3連87.7%/ST0.11
→ 結論:「逃げ本線」。土屋の勝ち筋はまずここから。相手絞りで利益を取りにいける枠。

2コース

1着21.7%(46)/2連51.3%/3連78.3%/ST0.13
→ 結論:差し→連対の厚みが武器。機力優勢日やナイターは“頭”までケア。

3コース

1着7.7%(39)/2連38.5%/3連59.0%/ST0.12(ナイター0.16)
→ 結論:まくり差しの刺さり待ち。頭は点数を絞り、連下厚めが賢明。

4コース

1着9.1%(33)/2連21.2%/3連54.6%/ST0.12(ナイター0.13)
→ 結論:カド一撃は控えめ。2・3着付け中心、夜は一段評価↑で押さえの頭。

5コース

1着11.9%(42)/2連33.3%/3連54.8%/ST0.13(ナイター0.12)
→ 結論:展開ハマりで浮上。直近は上振れ傾向、連下厚め+押さえの頭で妙味。

6コース

1着4.2%(24)/2連12.5%/3連29.2%/ST0.13(ナイター0.15)
→ 結論:頭要求は酷。基本は3着押さえで点数管理。


グレード別の顔つき(一般戦 vs. SG/G1)

  • 一般戦:1コース1着82.6%(23)/3連95.7%。2コース1着36.4%(22)と内の決定力が強い。
  • SG/G1:1コース1着64.7%(34)/3連73.5%で白は上級の信頼。一方で2〜6コースの1着=8.3%/3.9%/7.4%/9.1%/5.3%と“頭”は渋く、連下運用が基本。

強みと課題(総括)

  • 強み
    白の安定感(1コース:1着71.9%/3連87.7%)、② ②コースの連対厚み2連51.3%/3連78.3%)で“イン→差し”の勝ち筋が明快、③ ナイターで中外のSTが締まる(4=0.13/5=0.12)ため、夜の外は評価アップ。
  • 課題
    ④〜⑥枠の勝ち切り頻度(3=1着7.7%、4=9.1%、6=4.2%)。3コースはナイターST0.16で踏み込みが慎重になりやすい点も頭の壁。

舟券ヒント(実運用)

  • 1枠=頭本線/相手絞り(差し巧者+地元勢)。
  • 2枠=相手本線〜押さえの頭(機力優勢・ナイターで格上げ)。
  • 3枠=連下厚め(刺さる日だけ少点数で頭)。
  • 4枠=日中は連下、夜は“押さえの頭”まで
  • 5枠=配当要員の筆頭(直近上振れ、2・3着厚め+頭押さえ)。
  • 6枠=3着固定で点数管理。

今後の展望

若松SGでの入りは良好。直近の上振れが見える5枠の連下活用と、得意の白・②でポイントを積むのが今の勝ち筋。次戦の平和島G1(9/4–9)→鳴門G1(9/13–18)→蒲郡G1(10/5–10)→津SGダービー(10/21–26)でも、イン取り切り+②差しの設計図でシリーズを牽引したい。

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