前田将太:博多の技巧派、“負けない走り”に宿る職人の矜持(10月10日更新)
選手プロフィール
- 登録:4504/102期。1988年3月23日生・37歳、福岡支部。
- 期別成績:勝率7.74/2連対率57.3%/平均ST0.14/出走122/優出7/優勝3。
レーススタイルと進入傾向
- コース別・平均ST(直近1年):1=0.13/2=0.16/3=0.15/4=0.13/5=0.12/6=0.14。内とカドで速い“精度型”。
- 前づけ傾向:枠なり志向が強めで“読める”タイプ。
- 5枠→5コース74.4%/4コース16.3%/2コース2.3%
- 6枠→6コース75.6%/5コース19.5%/4・3コース各2.4%
無理に内を奪わず、隊形の中で勝ち切る設計だ。
1コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率76.1%/2連対率91.0%/3連対率94.0%。迷わず“本線固定”級のイン巧者。平均ST0.13で先マイの再現性が高い。
2コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率21.7%/2連対率45.7%/3連対率69.6%。差し本線で“連はそこそこ、頭は2割強”。買い方は2着本線がフィット。平均ST0.16。
3コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率15.6%/2連対率40.0%/3連対率60.0%。決め打ちのまくり差しが入れば頭もあるが、基本は“相手(ヒモ)評価”。平均ST0.15。
4コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率13.6%/2連対率52.3%/3連対率70.5%。カド差し・まくり差しで連対力は高い“展開突き”。平均ST0.13で踏み込みも良好。
5コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率17.5%/2連対率40.0%/3連対率62.5%。外からでも“3着の底堅さ”が魅力。平均ST0.12で展開ひとつの一撃も。
6コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率6.1%/2連対率15.2%/3連対率42.4%。大外は基本“紐(3着)運用”。平均ST0.14。
直近3節の足色トピック
- 多摩川「ウェイキーカップ」(9/29〜10/4):1着なしも、展示~起こしの数字は安定(平均ST0.14)。2・3着で粘る節構成。
- 鳴門「大渦大賞」(9/13〜18):3日目3R・3コース“0.12”でまくり差し1着。全体は波あるも随所に決定力。
- 平和島「トーキョー・ベイ・カップ」(9/4〜10):一般戦で3コース1着、序盤はST0.07など踏み込み良。
得意水面(場別の要点)
- 戸田:勝率8.06/複勝58.8%/3連70.6%/平均ST0.11。狭水面での先手必勝がハマる。
- 丸亀:8.19/61.3%/77.4%/0.13。伸びの出る静水面で強い。
- 下関:8.08/54.2%/83.3%/0.13。ナイターでも安定。
- 若松:7.79/63.3%/77.9%/0.13。当地走破数も多く信頼度高。
- 福岡:7.57/60.7%/75.1%/0.13。地元で総合力が安定。
強みと課題(総括)
- 強み
- イン“鉄板級”:1コース1着76.1%・2連91.0%・3連94.0%。まず取りこぼさない。
- 4コースの連対力:2連52.3%・3連70.5%。展開突きで確実に舟券に絡む。
- 進入が読みやすい:枠なり主体で、外枠も基本は定位置進入。予想が組みやすい。
- 課題
- 2・3コースの“頭効率”は控えめ(各1~2割台)。強豪場面では取り切りがテーマ。
- 6コースは頭6.1%と薄め。狙うなら展示の伸びや内寄せ進入が見えた日だけ。
こんな買い方がハマる
- 1コース:頭固定が基本線。相手は“攻撃力×連対力”で4→5→2の順に厚め。
- 2コース:2着本線の相手軸(1–2、2–1–4/5)。差し届く日は展示から回り足○のサイン。
- 3コース:基本は相手評価。1–3/3–1の分岐で押さえ、4・5を厚めに。
- 4コース:連軸として有能。展示で伸び○なら“頭”の点数を増やす。
- 5・6コース:3着押さえ中心。5は配当妙味、6は点数絞りでリスク管理。
今後の展望とまとめ
直近も住之江シリーズでドリーム1号艇をきっちり逃げ切り(ST0.11)。この“インの再現性”が節間の土台だ。10月下旬の「津・ダービー」や11月の丸亀・徳山の周年が予定に並び、好相性場も多いスケジュール。買い手は「イン=絶対軸」「4=連軸強め」「外=展示次第」の基本形を持っておけば、前田将太戦の的中・回収は自然と安定する。