塩田北斗:陰に徹しながらも光を射す“新世代技巧派”(10月14日更新)
選手プロフィール
- 登録:4566/105期。昭和62年12月25日生・37歳、福岡支部。
- 期別成績:勝率7.53/2連対率60.3%/平均ST0.15/出走121/優出7/優勝4。
レーススタイルと進入傾向
- 平均ST(直近1年・コース別):1=0.14/2=0.14/3=0.15/4=0.13/5=0.16/6=0.16。内〜カドで決めてくる“精度型”。カド(4)の0.13はキレ味の源泉。
- 前づけ傾向:基本は枠なりだが、6枠だけ可動域が広い。
- 1枠→1コース100%/2枠→2コース91.4%(たまに1へ5.7%)/3枠→3コース97.9%/4枠→4コース92.9%/5枠→5コース91.7%
- 6枠→6コース74.2%・5コース19.4%・4コース3.2%・3コース3.2%
=“読める進入”の中で、6枠だけ展開を作る余地あり。
1コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率73.4%/2連対率85.9%/3連対率92.2%/平均ST0.14。迷わず“本線”。取りこぼしが少なく、節間の土台作りに最適。
2コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率16.1%/2連対率54.8%/3連対率77.4%/平均ST0.14。差し・差し残しで連は厚いが、頭は約1/6。買い目は“2着本線”がフィット。
3コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率26.0%/2連対率52.0%/3連対率72.0%/平均ST0.15。まくり差しの決定力があり、配当取りの分岐。1–3/3–1の往復が組みやすい。
4コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率20.5%/2連対率31.8%/3連対率54.6%/平均ST0.13。カド差し・まくり差しの“展開一撃”。連はやや薄いが、ハマると頭で波乱も。
5コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率2.5%/2連対率32.5%/3連対率50.0%/平均ST0.16。基本は“連下(3着)寄り”。展示で伸び気配が出た日だけ評価引き上げ。
6コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率4.6%/2連対率18.2%/3連対率54.6%/平均ST0.16。頭は薄い一方、3連対率は5コースと同等。点数は3着厚めが現実的。
直近3節の足色トピック
- 浜名湖「静岡朝日テレビ サンライズC」(10/8〜13):1日目は外枠で耐え、2日目②→①、4日目①で3勝。シリーズ平均ST0.15。準優は3着止まりも内容は上向き。
- 多摩川「ウェイキーカップG1」(9/29〜10/4):予選①①を含む2勝。全体で1着率22.2%、平均ST0.14。踏み込みの鋭さが戻る。
- びわこ「G1びわこ大賞」(9/17〜22):序盤②の後、落水→欠場で数字は沈むが、これは特殊要因。
得意水面(場別の要点)
- 蒲郡:勝率8.62/複勝84.6%/3連100%/平均ST0.16=数字は圧巻。
- 津:8.21/73.1%/86.5%/0.14=当地相性◎(今後のダービー舞台)。
- 児島:7.74/64.1%/89.7%/0.13=瀬戸内で安定。
- 芦屋:7.50/62.1%/77.8%/0.14、若松:7.15/54.7%/72.7%/0.14=北部九州は総じて強い。
- 江戸川:8.08/69.4%/88.9%/0.16=難水面でも数字が出るのが特徴。
強みと課題(総括)
- 強み
- イン堅実:直近1年で1コース“1着73.4%/2連85.9%”。軸に据えやすい。
- センター決定力:3コース“1着26.0%/2連52.0%”。配当を取りにいけるレンジ。
- 進入の読みやすさ:1〜5枠は枠なり徹底。6枠のみ内スライドもあり、展開妙味も作れる。
- 課題
- 4コースは“頭は出るが連が薄い”局面(2連31.8%)。点数配分でブレやすい。
- 外枠の頭効率(5=2.5%、6=4.6%)は低め。展示で伸び・起こしが良い日に限定強化。
こんな買い方がハマる
- 1コース:頭固定が基本線。相手は“攻撃力×連対力”で3→2→4の順に厚め。
- 2コース:2着本線の相手軸(1–2、2–1–3/4)。差し届く日は直前の展示タイムとST順に注目。
- 3コース:頭も視野。1–3/3–1を主軸に、4・6を妙味で添える。
- 4コース:中穴レンジ。“伸び○ or 起こしのキレ”が出た日に頭の点数を増やし、普段は連下運用。
- 5・6コース:基本は3着厚め。6枠で5・4へのスライド気配があれば評価一段上げ。
今後の展望とまとめ
直近2節(多摩川G1→浜名湖一般)で“踏み込みの復調+インの再現性”が再確認できたのは好材料。10/21〜26の津「第72回ボートレースダービー」や、11月の丸亀・徳山の周年が控え、相性の良い津・瀬戸内も並ぶ。買い手は「イン=絶対軸」「3=攻めの分岐」「外=展示次第」をベースに、当日のST順と展示タイムで配分を微調整していこう。