Boat-Practice

山崎郡:強さは“機動力”に宿る――スピードと判断で魅せる反撃型レーサー(10月15日更新)

選手プロフィール

  • 登録:4760/112期。1989年12月8日生(35歳)、大阪支部・大阪出身。
  • 期別成績:勝率7.55、2連対率52.1%、平均ST0.12、出走138、優出6、優勝2。

レーススタイルと特徴

  • 基本設計は“先手必勝”。直近1年でもイン(1コース)での1着率86.0%、2連対率93.0%と全国級の鉄板域。先マイ(1Mを先に回って押し切る)再現性が極めて高い。
  • センター〜カドは「まくり差しで仕留める」寄り。3・4コースとも連対は5割弱で、展開のひと押しが入るとしっかり舟券に絡む。

1コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率86.0%/2連対率93.0%。“取りこぼし極小”の絶対軸。インを引いた日はまず信頼。

2コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率19.5%/2連対率46.3%。差し本線で連は確保、頭は約2割。買い方は“2着本線”がフィット。

3コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率16.7%/2連対率50.0%。まくり差しの決定力で2連対は厚め。相手(ヒモ)評価を基本に、頭は絞って。

4コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率14.0%/2連対率48.8%。“展開突き”でしっかり連に絡むレンジ。頭は中穴帯。

5コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率10.9%/2連対率34.8%。外は3着力を評価。展示で伸び気配が出た日だけ“頭”を少点数で。

6コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率15.6%/2連対率18.8%。大外の“頭頻度”は一定あるものの、連対は薄め。基本は三着押さえ。

直近3節の足色トピック

  • 多摩川「G1ウェイキーカップ」(9/29〜10/4):1着3本(1・3日目など)。平均ST0.14。序盤と最終盤で白星を掴み、仕上がりは中盤以降に持ち直し。
  • びわこ「G1びわこ大賞」(9/17〜22):準優2着→優勝戦6着。シリーズ1・3日目のイン逃げが光り、平均ST0.13。
  • 住之江「G1高松宮記念」(9/8〜13):1・5日目にイン逃げ、他はセンターで取りこぼしも。平均ST0.14。

得意水面のヒント(場別)

場別の“平均ST×コース別連対”を覗くと、相性がくっきり出る。

  • 住之江:平均ST(1〜6)=0.12,0.12,0.12,0.11,0.10,0.12。1コース1着75.6%・2連91.1%・3連95.6%とイン鉄板。
  • 三国:平均ST=0.14,0.16,0.15,0.10,0.12,0.11。1コース1着80.0%、4コース1着58.3%とカドの決定力も映える。
  • 唐津:平均ST=0.12,0.14,0.12,0.12,0.12,0.11。1コース1着92.3%、2コース2連90.9%で“内枠の堅さ”が際立つ。
  • 尼崎:平均ST=0.16,0.15,0.14,0.13,0.12,0.14。1コース1着84.0%、2連96.0%、3連100.0%とインはほぼ落とさない。
  • 常滑:平均ST=0.13,0.14,0.16,0.12,0.11,0.13。1コース2連91.3%、3コース2連72.2%、4コース2連60.0%で“内〜カド”が強い。

強みと課題(総括)

  • 強み
    • イン最強クラス:1コース1着86.0%・2連93.0%(直近1年)。節間の“絶対軸”。
    • センターの連対力:3・4コースは連対約5割で崩れにくい。展開ひとつで上の着順も。
  • 課題
    • 外枠の“頭効率”は控えめ(5コース1着10.9%、6コース1着15.6%)。機力上積みや内のもつれが条件。

こんな買い方がハマる

  • 1コース:頭固定が基本線。相手は“攻撃力×連対力”で3→4→2の順に厚め。
  • 2コース:2着本線の相手軸(1–2、2–1–3/4)。差し届く日は展示の回り足○がサイン。
  • 3・4コース:配当を取りにいける分岐。1–3/3–1、1–4/4–1を主軸に、5を妙味で添える。
  • 5・6コース:基本は連下(3着)運用。展示で伸び○や上位ST順なら“頭少点数”を追加。

今後の展望とまとめ

直近G1連戦でも“イン逃げの再現性”は揺るがず、センターからのまくり差しも随所に決定力。10/21〜26「津・ボートレースダービー」以降もビッグが続く日程で、内枠を引けば主役級の出番は多い。買い手は「イン=絶対軸」「センター=連軸で押さえ」「外=展示次第」を基本形に、当日のST順位と展示気配で配分を微調整していこう。

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