吉田裕平:実戦力と速さが融合する“家系サラブレッドの本格派”(9月3日更新)
選手プロフィール
登録番号:4914/期:117期
支部:愛知(出身:愛知)
生年月日:1996年11月19日(28歳)/167cm・51kg・AB型
期別成績(集計:2024/11/01〜2025/04/30):勝率7.80/2連対率54.8%/平均ST0.13/出走124/優出4/優勝4。
レーススタイルの輪郭(数字で読む)
- インは“鉄壁”:1コース1着87.5%(56)/2連100.0%/3連100.0%/ST0.11。白を頭固定で相手を2〜3点まで絞れる堅さ。今期でも1着85.1%(27)と高水準を維持。
- ②の差し決定力:2コース1着34.2%(38)/2連63.2%/3連81.6%/ST0.12。差し本線で“頭”を取り切るシーンが多い。
- ③は押さえの頭+連動:3コース1着28.3%(46)/2連54.4%/3連76.1%/ST0.13。まくり差し決着の押さえ頭として妙味。
- 外は“一般戦なら強気/上位戦は連下”:直近1年で5=1着18.2%(33)・3連54.6%/6=1着11.8%(34)・3連50.0%。ただしSG/G1では5=1着6.3%/6=1着0.0%まで低下。
- ナイターの発進傾向:夜は平均STが1=0.09/2=0.13/3=0.11/4=0.13/5=0.11/6=0.06。内の踏み込みが締まり、6コースも踏み込みは速い部類。
コース別の現在地(直近1年ベース)
1コース:1着87.5%(56)/2連100.0%/3連100.0%/ST0.11 → 逃げ絶対本線。相手絞りで取りにいける枠。
2コース:1着34.2%(38)/2連63.2%/3連81.6%/ST0.12 → 差し決着の“頭”が十分。相手本線+頭押さえ。
3コース:1着28.3%(46)/2連54.4%/3連76.1%/ST0.13 → まくり差しの決定力。押さえ頭+連下厚めが機能。
4コース:1着17.1%(41)/2連43.9%/3連70.7%/ST0.12 → カド一撃は控えめ、連動性重視で相手厚め。
5コース:1着18.2%(33)/2連30.3%/3連54.6%/ST0.14 → 3着寄りだが、展開向けば頭も。一般戦では強気に評価可。
6コース:1着11.8%(34)/2連29.4%/3連50.0%/ST0.12 → 頭は薄め。3連単は3着押さえが現実的。
グレード別の顔つき(一般戦 vs. SG/G1)
- 一般戦:1=90.9%(33)/2=45.0%(20)/3=45.0%(20)/4=30.0%(20)/5=29.4%(17)/6=26.7%(15)と“中外の勝ち切り”まで視野。買い目は「白=頭本線/②③=押さえの頭+連下厚め/⑤⑥=条件付きで頭まで」。
- SG/G1:1=82.6%(23)で白の信頼は上級。一方で3=15.4%/4=4.8%/5=6.3%/6=0.0%と“外頭”は大幅減。セオリーは「イン=頭本線/②=押さえの頭+連下厚め/外=連下中心」。
直近の節間ハイライト(過去3節)
- 若松|SG 第71回ボートレースメモリアル(2025/8/26–31):1着12.5%/2連62.5%/3連62.5%/平均ST0.12。準優3枠2着→優勝戦5枠6着も、シリーズ通じて“連軸”を確保。
- びわこ|デイリースポーツ杯争奪 第40回オールニッポン選抜戦(2025/8/19–22)優勝:1着100%/2連100%/3連100%/平均ST0.08。初日12R=4枠→1着(ST0.02)/2日目7R=3枠→1着/最終12R優勝戦=1枠→1着(ST0.06)の“完勝”。
- 蒲郡|日刊スポーツ杯争奪 納涼しぶきお盆特別選抜戦(2025/8/9–14):1着30.0%/2連60.0%/3連80.0%/平均ST0.14。3日目11R=1枠1着/5日目8R=4枠1着/同12R=1枠1着など白と中枠で押し切り。
強みと課題(総括)
強み:①白の説得力(1=1着87.5%/3連100%)、②②の差し決定力(2=1着34.2%/2連63.2%)、③一般戦での中外の勝ち切り(一般戦=3=45.0%/4=30.0%/5=29.4%/6=26.7%)。
課題:上位グレードでの外頭頻度(SG/G1=4〜6の1着が低位、特に6は0.0%)。またST考察では5コースの出遅率18.2%がやや気になる。外は“連下中心”に役割を限定したい。
舟券ヒント(実運用)
- 1枠=頭本線/相手絞り(差し巧者・当地巧者を相手本線に)。
- 2枠=“押さえの頭”+相手本線(差し決着を明確に想定)。
- 3枠=連下厚め+頭押さえ(機力優勢・伸び気配なら“頭”まで)。
- 4〜6枠=連下中心。一般戦に限り⑤⑥の“頭”もシナリオに、ただしSG/G1は外頭を強く絞る。
出場予定と展望
この先は住之江G1 第53回高松宮記念特別競走(9/8–13)→宮島G1 第12回ヤングダービー(9/23–28)→蒲郡G1 開設70周年(10/5–10)→津SG 第72回ボートレースダービー(10/21–26)と上位戦が続行。白の取り切りと②の差しで得点を積み、一般戦で磨いた中外の勝ち切りをどこまで上位線に持ち込めるか——“イン本線+②押さえ、外は連下運用”がこの秋の勝ち筋だ。