Boat-Practice

新開航:穴を突く展開と整備眼で高配当を狙う“福岡の仕掛け巧者”

プロフィールと選手像

  • 所属・期・支部:118期・福岡支部・A1級(登録番号4932)、1996年2月12日生まれで29歳、身長164 cm、A型
  • デビュー&初速:2016年5月にデビューし、デビュー4走目で6号艇6コースから差して初勝利(当時2連単57万9900円、大波乱!)という衝撃スタート

勝負パターンとコース別戦略

■ イン戦(1コース)

平均スタートは約0.12秒と速く、進入が整えば自然体で逃げ切るパターンも多い。しかし、1コース時の重圧もあり、時折展開を読む差しに切り替える柔軟性も持ち合わせています。

■ 中枠(2~4コース)

2~3号艇ではターンや出足を活かした差し・まくり差しを仕掛け、4号艇まくり差しからの大穴を決めるスタイルはデビュー期からの持ち味。

■ 外枠(5~6コース)

6号艇時でも粘りを見せ、穴党ファンを驚かせる展開力あり。全体の3連対率は58.7%と、どの枠番からでも舟券圏内に持ち込む安定感も備えています。


スタート精度と展開読みに長ける

  • スタート感:平均STは1コース0.12、全体平均0.15前後で安定。ミス少なく進入タイムを整えることで、展開への影響力を維持。
  • 展開判断:初期から展開型の仕掛けで圧倒的な高配当を記録し、SGでも通用する冷静な判断力と駆け引きを発揮 。

整備力と足への感度

  • パワーと感触の追求:筑豊軍団所属でペラグループの調整にも精通しており、展示や前検後の調整にもこだわる。
  • 機体チューニング:展示で足感が合わない場合は即ペラを入れ替え、ターンの引きや出足に影響する整備眼が高い評価を受けています 。

特定水面・グレード別適応力

  • SG〜G級戦での実績:SG初出場は2022年12月、その翌日にはSG初勝利。またG2・G1で安定した戦績を示し、上位舞台への対応力が光ります 。
  • 全国での活躍:福岡や芦屋、びわこ等の多彩な水面で活躍。ルーキー時にびわこG3で優勝するなど全国舞台でも存在感 。

総括:新開航という選手像

  • 高配当パターンの開拓者:6コース大穴からのまくり差し、衝撃の高配当で脚光を浴びた。
  • 展開読みに強い仕掛け巧者:進入や状況を読む力で、どの枠からも勝負できる。
  • 整備と感覚の融合力:ペラ整備と本体調整を通じて走りの精度を高める力あり。
  • SG・G級の大舞台に強く、全国水面で勝負できる適応力

ファン視点での注目ポイント

  1. 展示と整備の動き:節中やモーター引き上げ後の整備頻度・タイミングで足の仕上がりを察知。
  2. もしや?という中枠仕掛け:2~4号艇での差し・まくり差し、一瞬の判断の妙味が見もの。
  3. 大穴狙いの組み合わせ候補として:6コースからの大配当パターンを常に視野に、穴党にとって必見の存在。
  4. SG初期の戦いぶり:トップ戦線での勝利経験から、今後も波乱を呼ぶ走りに期待。

最後に

新開航選手は「穴を突く大胆さ」と「状況を読む冷静さ」を兼ね備えた逸材です。整備眼も高く、調整次第では軽快な動きを生む走りを見せてくれます。今後も展示後の兆しや枠番ごとの変化を見逃さず、彼の“高配当パターン”を十二分に楽しみながら応援したい選手です。

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