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定松勇樹:展開読みと整備力で歴史を塗り替えた“佐賀のSG制覇若武者”(9月19日更新)

選手プロフィール

  • 125期/佐賀支部・福岡出身。2001年5月2日生(24歳)、169cm・53kg・A型。
  • 期別成績(今期):勝率7.19/2連対率45.2%/平均ST0.14/出走126優出5・V0。攻守のバランスが整ったA1若手。

レーススタイル(いまの骨格)

  • インの完成度×踏み込みの鋭さが軸。今期の1コース1着74.0%・3連96.2%は“まず信頼”。加えて2コース平均ST0.12と踏み込みが速く、差しで連圏を取りやすい。ナイターでは6コースST0.11と外からでも発進力が出るのが面白い。

1~6コース別の“いま”(今期)

  • 1コース1着74.0%/2連85.1%/3連96.2%/ST0.14。逃げの信頼は高水準。まず本線
  • 2コース1着25.0%/2連56.2%/3連68.7%/ST0.12。差し・差し残しで相手本線
  • 3コース1着13.6%/2連36.3%/3連72.7%/ST0.14連絡み厚め、頭は一工夫。
  • 4コース1着21.0%/2連47.3%/3連73.6%/ST0.16。展開ひとつで一撃、妙味ゾーン
  • 5コース1着0.0%/2連21.0%/3連42.1%/ST0.14ヒモ評価が現実的。
  • 6コース1着4.3%/2連17.3%/3連34.7%/ST0.15相手まで。ナイターの踏み込み(ST0.11)は要注意。

グレード別の傾向(一般戦 vs. SG|G1

  • 一般戦:1着率〔1=85.7%/2=14.3%/3=18.2%/4=71.4%/5=12.5%/6=12.5%〕。特に4カドの決定力が高い(1着71.4%・2連85.7%)=“角厚め”がハマる。
  • SG|G1:1着率〔1=67.7%/2=23.1%/3=14.8%/4=7.7%/5=0.0%/6=0.0%〕。上位戦線では外の頭が激減、ただし1の3連96.8%・2の連対50.0%と“内の堅さ”は維持。=高グレードは〔1絶対軸/2・3相手本線/4は押さえまで〕がセオリー

直近のリズム(過去3節)

  • 住之江G1・高松宮記念(2025/09/08–13)1着0.0%/2連33.3%/3連44.4%/平均ST0.09。踏み込みは出色(0.06,0.05など)だが着地はもう一歩。
  • 芦屋・BOATBoy杯(2025/08/30–09/04)1着50.0%/2連90.0%/3連90.0%/平均ST0.14優勝戦1枠2着まで上昇。一般戦では手堅く取り切る。
  • 徳山SG・オーシャンC(2025/07/22–27)1着11.1%/2連33.3%/3連33.3%/平均ST0.151枠逃げは決めたが、外枠は苦戦。

強みと課題(データで整理)

  • 強み
    • インの堅さ:今期1=1着74.0%/3連96.2%はシリーズを安定化。
    • 発進力2コースST0.12、ナイター6コースST0.11の“踏み込みの質”。上位戦でも先手を取りやすい。
    • 一般戦の4カド:1着71.4%の一撃性は妙味十分。
  • 課題
    • 外枠の“頭”不足(5・6):今期5=1着0%/6=1着4.3%。連絡みまでは来るが、頭取りは展開頼み。
    • SG|G1の外枠4=1着7.7%/5・6=0%。高グレードでは“内本線”への割り切りが必要。

舟券フォーマット(実戦メモ)

  • 一般戦:〔1=本線4=厚め2・3=相手本線/5・6=ヒモ△〕。
  • SG|G1:〔1=絶対軸2・3=相手本線4=押さえ/5・6=評価下げ〕。
    “内で取り、角で刺す”。これが定松の現行フォーマットです。

出場予定と展望

  • 出場予定宮島・ヤングダービー(9/23–28)→蒲郡G1・周年(10/5–10)→鳴門(10/15–20)→常滑(10/24–28)。内番が入る番組は買い、一般戦の4カドは妙味。SG・周年では1軸をベースに、2・3の相手付けで堅く攻めるのが現実的。
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