2025年7月23日徳山1Rの展開予想
顔ぶれとコース取りから見た基本構図
1号艇:篠崎元志(4350/A1・福岡)
今節の密着予想でトップ評価。行き足はまずまずとの声もあり、早めの先マイが狙い目。とはいえ、前検時には回転が合っていなかったとの本人コメントもあり、やや不安は残る。
2号艇:深谷知博(4524/A1・静岡)
行き足そのものは悪くないが、周りの動きを見ながら中団からの差しに徹する手堅い組み立てが予想される。
3号艇:稲田浩二(4290/A1・兵庫)
回転調整の途中段階で、ここは様子見の走り。イン取りの1–2が決まれば、多少下げても構わないという腹構えか。
4号艇:辻栄蔵(3719/A1・広島)
50歳ベテラン。安定感ある走りで、インの展開を見つつ自然に差して浮上する可能性あり。
5号艇:井上一輝(4826/A1・大阪)
前検から「出足・行き足とも良好」と評価されており、カドからのまくりが武器。中後半のリズム次第では2着争いに絡む一騎打ちの存在感。
6号艇:末永和也(5084/A1・佐賀)
グリップ不足か操作に自信なさげ。ここは厳しい展開にならざるをえない。
展開の構想:序盤~中盤~終盤の戦い
序盤:1マークの先手争い
イン対カドの構図に収まる可能性が高く、篠崎が本命で飛び出すのが基本線。深谷や稲田はそこを追いつつ、インに捲りを仕掛けるなら辻や井上の中団勢が鍵。ただし、3号艇以降は前出が難しいので、1–2着を確保するまでの攻防戦と位置づけられる。
中盤:差し・まくりの展開
もし篠崎が引っ張るなら、4・5号艇の中団勢が台頭しやすい。特に井上一輝は機力据わっているため、流れに乗ればまくりの打ち合いから2・3着争いへ。深谷も3艇差しを狙う展開で、ここからの攻防がレースの分岐点。
終盤:最後の叩き合い
上位勢に割って入るのは難しいとしても、辻栄蔵や井上なら中団から粘り込みが可能。特に2~3着争いに絡むことは濃厚で、舟券を追う場合は三連系を睨んだ柔軟な組み立てが肝心。
オッズと予想組み立て(想定)
狙い目
- 2連単フォーカス型:①=②、①=⑤
- 3連単総合型:①–②=③/④/⑤。場合によっては入れ替え展開で①–⑤=②。
紐荒れ候補
- 井上一輝(⑤):好素材、展開次第で一発あり。
- 辻栄蔵(④):距離展開合えば巻き返しの余地。
- 稲田浩二(③):様子見ながらも粘り込み期待。
- 深谷知博(②):機力正常なら自然な着順キープ。
リスク要因
- 篠崎が滑るスタートやターン不発なら、展開が崩れる可能性あり。
- 井上・辻・稲田の捲り不発が重なると、上位に食い込むのは2艇のみ。
- 末永(⑥)はリカバリー難しいため、舟券対象からは外しておくのが堅実。
優秀な直前情報を活用して組む舟券の構成例
- 2連単
・⑴①=② 安定型
・⑵①=⑤ クロス枠活用型 - 3連単
・きっちりパターン:①–②=⑤、①–②=④/③
・展開ひと工夫型:①–⑤=②/④/③
・ヒモ荒狙い型:①–④=③/②、①–③=②
舟券購入時には、【篠崎→深谷→井上】中心に組むのが理想。ただし、④辻、③稲田の紐づけで荒れを狙うのもあり。
まとめと今後のポイント注目
- **機力優先:**前検情報を参考に篠崎/井上の機力をレース時に再確認。
- **捲り攻勢:**井上・辻の展開攻めに注視。展開が生まれれば絞って馬券選択。
- **舟券戦略:**2連単は固め、3連単で中穴から穴を押さえる構成が理想。
今節特有のSGらしい駆け引きの入り口が見える第1R。注目の篠崎を軸に据えつつ、「仕掛けるタイミング」を持つ中団勢の駆け引きにより一層惹かれる一戦です。展開がハマるかを見極めつつ、舟券構築に活かしてください。