Boat-Practice

2025年7月23日徳山2Rの展開予想

■出走メンバー&進入/スタート展示情報

①寺田祥(広島・A1/地元):地元勢として気合十分。前検・展示タイムとも良く、インからの逃げが狙えます。

②上野真之介(佐賀・A1):中穴候補。安定した出足と差し脚があり、2コースから展開差しできる力を持つ。

③仲谷颯仁(福岡・A1):3号艇のまくり脚に注目。勢いある調整過程と見られます 。

④毒島誠(群馬・A1):全国屈指の勝負駆けタイプ。4コースからの巧みなまくり差しで後方から突っ込める実力者。

⑤上條暢嵩(大阪・A1):まくり差し鋭い。前日展示タイムも上位で、仕上がりには十分な印象。

⑥平高奈菜(香川・A1/女性選手):6コースだが差し脚は侮れない。複勝圏以内を狙える位置にいます。


■序盤:スタート勝負の行方

徳山の水面は「スナメリが遊びに来る」と形容されるほど穏やかで、スタート勝負が鍵を握ります。①寺田は展示でも強さを見せており、イン戦での踏み込みは期待大。これに、⑤上條のまくり差し、④毒島の攻めのスピードが絡んでくる構図です。

もし寺田がスタートを切れず、回り足や機力面でやや弱さを見せれば、一気に差し・まくり展開に。ここで②上野、③仲谷が先に有利なコース取りをした場合、二段構えでレースが動く可能性があります。


■中盤:1マークからの駆け引き

前日展示に出足・回り足でアドバンテージを見せた②上野、③仲谷、⑤上條が、中盤以降の風を受け流す動きに。特に上野は2コースから差しを決められる展開力、仲谷はまくりへの対応が期待されます。

一方、④毒島は中堅コースから無理なくまくり差しへ。展開次第では一気に押し上げもあり、3艇~4艇の攻防が混戦に。


■終盤:1着・2着狙いの軌道

スタート型がハマれば①寺田が逃げ切りへ。2着候補として、⑤上條のまくり差し、④毒島の差しが視界に入ります。さらに②上野、③仲谷が続きますが、スタート勝負で出遅れると後退。特に⑤上條は機力的に上がってきており、2連圏内での浮上は十分にあるでしょう。


■印と買い目のヒント

  • ◎①寺田祥:イン戦主導。機力良好、逃げ切り濃厚
  • ○⑤上條暢嵩:前日機足◎。2~3着候補抜擢
  • ▲④毒島誠:差し、まくり差しの展開に対応可能
  • △②上野真之介:2コース差し脚光る
  • ×③仲谷颯仁:まくりで波乱を演出する可能性
  • 押さえ⑥平高奈菜:差しの切れ味侮れず

2連単/2着流し例
・① → ⑤/④/②/③(約4点)
3連単フォーメーション例
・①→⑤,④→②,③,⑤,④(6点)
・⑤,④→①→②,③(4点)


■総括とプロの視点

第2Rはスタートの巧拙が大きくものを言います。①寺田がスリット突破でリードを奪えば、そのまま展開優位へ。だが、⑤(上條)、④毒島、②上野らの巧みな駆け引きがハマるシーンも十分にあるだけに、進入隊形が崩れれば波乱含み。落ち着いた瀬戸内水面での巧みな脚質が光る展開になるでしょう。

金のかかったSG戦、この舞台で各選手がどう立ち回るか。特に展開面での駆け引きが見どころです。舟券的には◎①からの2連単・3連単、そこに展開突き抜けパターン(⑤→④→③など)を少し絡めて、変化の波を狙いたい一戦と言えるでしょう。

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