Boat-Practice

2025年7月24日徳山8Rの展開予想

1.レース概要と注目ポイント

14:14発走の8Rは、徳山水面の特性が存分に反映されやすい枠順配置となりました。出走メンバーは以下の通りです:

コース選手(支部)級別
1号艇松井 繁(大阪)A1
2号艇宮地 元輝(佐賀)A1
3号艇海野 康志郎(山口)A1
4号艇入海 馨(岡山)A1
5号艇深谷 知博(静岡)A1
6号艇毒島 誠(群馬)A1

徳山はインコースが圧倒的に有利で、1号艇の逃げ率は場平均で約69%にも上ります。また、2~4コースの差し・まくり差しも決まりやすく、モーター調整と水面状況が大きく結果を左右します。


2.各選手のモーター評価と脚質特徴

●1号艇 松井 繁(15号機)

前検タイムでは6.92秒が出ており、徳山節でのエンジン足は上位クラス。また2日目5Rでは前づけで6着に敗れたものの「好調機を味方にさばいて迫る」と好印象

●2号艇 宮地 元輝(〇モーター評価)

舟足は高評価で、徳山適性も上位グループ。1コースの強力な相手ながら、差しに成功すれば穏やかではない。

●3号艇 海野 康志郎(〇モーター評価)

徳山得意者リストに名前が挙がる。捲り差しや差し展開で浮上できる道筋を持つ。

●4号艇 入海 馨(△モーター評価)

舟足は劣勢ながらも、徳山巧者であり展開次第で捲り差し圏まで行ける可能性あり。

●5号艇 深谷 知博(注目度低)

毒島と同様展開待ち。道中争いではやや不利。

●6号艇 毒島 誠(×モーター評価)

舟足は劣勢。ただし展開・引き波次第で6コースからのまくり差し一撃もゼロではありません。


3.基本展開予想と決まり手パターン

パターン①:松井のイン逃げ(逃げ)

徳山のイン強さとモーター高性能から、松井が完璧にスタートを決めれば逃げ切り態勢。1号艇が予選戦で逃げを決めにいく王道パターンとなります。

パターン②:宮地の差し(差し)

松井が若干スタートを鈍らせた場合、2号艇宮地の差しが入り込む展開も十分あり。徳山適性&モーター性能から2着争いに強く、ワンツー候補に浮上。

パターン③:海野・入海の捲り差し(捲り差し/差し)

3・4号艇は捲り差し展開で上位進出の可能性あり。海野は徳山得意選手リストに名が挙がり、入海も同様に要注意。

パターン④:毒島の外撃ち(大穴展開)

モーター指数は最悪なものの、6号艇からのまくり差し一撃がハマれば波乱の中心に。ただし確率は低く、大胆な構成を考える場合の継ぎ目としてのみ。


4.舟券戦略とフォーメーション例

◎本命フォーメーション(堅め構成)

1 → 2 → 3/4

松井逃げ、宮地差し、海野・入海の2~3着カバー。鉄板を重視した展開。

○穴も視野に入れた中穴構成

1 → {2,3} → {2,3,4,6}

宮地、海野の2着入替+毒島6号艇の3着絡みも拾うマルチ型。

△大穴狙い構成

6 → 3 → {1,2,4}

毒島が6号艇まくり差し1着、海野が2着、松井らが3着を捉える高リスク・高リターン型。


5.水面・気配の補足材料

  • モーター調整の善し悪し:松井機は出足が良く、前づけでもポテンシャル高め 。宮地・海野・入海も伸び系で安定感あり。
  • 引き波と展開読みに影響:6号艇は引き波リスク大、小波模様の時は差しや捲り差し狙いが効果的。
  • 1号艇のスタート精度が焦点:松井がSTでコンマ15程度の通常パターンなら逃げ切り候補、遅れると差し展展開への分岐点になりやすい。

6.まとめと最終メッセージ

  • 本線構成(鉄板型):1-2-3/4。堅実重視で安定配当を狙う。
  • 中穴構成(バランス型):1-{2,3}-{2,3,4,6}。波乱を少し交えた広めカバー。
  • 大穴構成(ハイリスク型):6-3-{1,2,4}。毒島を絡めた大返し狙い。

徳山8Rは「1号艇イン逃げ」が最も期待値高い構図。しかし2・3コースの差し・捲り差し、外枠からの逆転も可能性あり、水面条件とスタート精度に注目しながら最終判断を上げてください。

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