Boat-Practice

2025年7月25日徳山8Rの展開予想

1.レース概要と注目ポイント

発走予定:14:14締切見込み。徳山競艇場でのSG戦は、笠戸湾に面した海水水面。全国平均を上回るインの強さ、風向・潮流への影響、モーター整備・気配が勝敗を左右します。特に満潮・干潮による展開の変化は見逃せません。

8Rの出走メンバー:

コース選手支部平均ST勝率
1号艇山口 剛広島0.127.41/56.6%
2号艇寺田 祥山口0.165.79/25.6%
3号艇新開 航福岡0.157.14/54.3%
4号艇森高 一真香川0.156.77/44.6%
5号艇磯部 誠愛知0.137.52/53.4%
6号艇河合 佑樹静岡0.146.50/44.1%

1号艇山口は今節2勝をマークし、3コースから1M最内差しで押し切るターン技術を見せています。イン逃げ優位と言えども相手の脚色次第では波乱の余地もあり、各選手の気配や脚力が鍵となります。


2.選手別気配と脚質評価

●山口 剛(1号艇/65号機)

今節2勝を挙げ、特に3日目4Rでは展開を捉えた1M最内差しでの勝利が光りました。ピットコメントでも「出足が悪くない」とされ、1号艇での逃げ期待値は高いです。

●寺田 祥(2号艇/47号機)

今節の勝率・2連率は苦戦傾向。展示でも伸びにやや不安があり、外からの攻めに対応できず展開不利となる可能性。

●新開 航(3号艇/53号機)

今節調子は良く、新開の3コース差し・まくり差しの展開力に注目。引き波を超える伸びも不安が少なく、展開のキーマンとなり得ます。

●森高 一真(4号艇/29号機)

今節の周回・スリット気配はいまひとつ。回り足でも伸びに劣っているという印象があるため、4コースから浮上には展開待ち要素が高そうです。

●磯部 誠(5号艇/64号機)

5コースからは伸びにやや難ありと評価され、スリットでの先マイ策も失敗。展開乱れの中で3着圏に絡めるかどうかの位置です。

●河合 佑樹(6号艇/45号機)

6号艇ながらも展示や直前情報では伸びと回り足に余裕あり。道中判断ミスが影響したものの、追い込みおよびまくり差しの一撃も十分狙える存在です。


3.展開予想と決まり手シナリオ

【パターン①】山口の逃げ(決まり手=逃げ)

平均スタート0.12秒、出足良好とされる山口。1号艇からしっかり逃げ切れば安定感抜群の決着。

【パターン②】新開のまくり差し/差し(決まり手=まくり差し/差し)

3号艇から展開を狙う新開。展開が動けば1着浮上も視野に入る展開。

【パターン③】河合の外差し/追い込み(決まり手=差し)

6号艇ながら伸び・回り足に評価があり、引き波にも耐えられる。混戦展開なら突っ込む姿勢あり。

【パターン④】外枠混乱による波乱

森高や磯部が絡む混戦で、汚い展開から大穴発生の可能性も。磯部の先マイ狙いがハマれば3着浮上も。


4.舟券戦略とフォーメーション例

◎ 本命構成(堅実型)

1 → 3 → 2/6

山口逃げ切り、本線は1-3の決着。寺田・河合を3着に拾う。

○ 中穴構成(バランス型)

1 → {3,6} → {2,3,6}

新開/河合で2着替え。混戦狙いの広め構成。

△ 穴狙い構成(高配当型)

6 → 3 → {1,2,4}

河合6号艇が一撃1着、新開差し、上位選手絡みの3着拾い。


5.注視ポイントと補足材料

  • 山口のスタート精度:スリットで先行できるか否かが本命成立の分岐点。
  • 新開と河合の気配確認:直前展示・周回の伸び具合と引き波耐性には注目。
  • 潮位と風向:満潮なら差し有利、干潮ならパワー型逃げが決まりやすい傾向持つこと。
  • 混戦リスク:森高・磯部など展開乱れでレースが荒れるシーンに応じた幅広い構成が有効。

6.まとめと結び

  • 本命型:1→3→2/6。逃げ&差し構成で安定狙い。
  • 中穴型:1→{3,6}→{2,3,6}。展開変化と大穴要素を一定に織り込む。
  • 穴狙い型:6→3→{1,2,4}。河合6号艇の一撃逆転を狙う高リスク構成。

徳山8Rは、「イン強度+展開変化+外枠のスタミナ」が交錯する一戦。山口の逃げを重視しつつ、差し・追い込み脚質が活かせる展開読みを立てて構成を組むのが得策です。

締切前の展示と気配、水面状況を見極めて、最終判断に臨んでください。

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