Boat-Practice

2025年7月25日徳山9Rの展開予想

1.レース概要と注目背景

発走時刻:14:46 締切。予選最終盤の9Rでは、勝負駆けの選手が多く、得点率ボーダーとの兼ね合いもあり着順以上に緊張感が漂います。徳山競艇場の1コース逃げ率は全国平均60%台で安定していますが、今回は実力差も接近しており、気配・モーター状態の小さな差が結果を左右する展開が予想されます。

メンバー構成:

コース選手支部特徴
1号艇平本 真之愛知エース機74号機、調整良好
2号艇仲谷 颯仁福岡出足良好だが伸び課題
3号艇海野 康志郎山口気配上向き、一発注意
4号艇石渡 鉄兵東京気配鈍くスタート不振
5号艇新田 雄史三重機力下降気味、巻き返し必要
6号艇丸野 一樹滋賀展開突き一発あり期待大

2.選手別・気配とモーター評価

◾ 平本 真之(1号艇/74号機)

エース機74号機を駆り、「出足・回り足・伸び」すべて高評価。主催記者の評価も「出A+・直A+」とトップ級。3日目4Rでは4コースからまくり差しを決め、連勝も達成。インからも極めて高い信頼感がある。ただし、直前コメントで「出ていく足でなく起こしに鈍さあり」と指摘あり。

◾ 仲谷 颯仁(2号艇/48号機)

2日目後半は気配良好だったものの、「伸びが足りない」と本人が感じペラ調整を実施。再調整後は出足・行き足は維持しつつ伸びの補正を図った様子。2コース差し型として2着圏には十分期待。

◾ 海野 康志郎(3号艇/60号機)

部品交換と整備によって伸び・回り足が復調傾向とされている直前気配。エンジン足が上向きになれば捲り差し一発もありうると記者も評価。

◾ 石渡 鉄兵(4号艇/31号機)

コメントではスタート・回り足とも弱く、「舟足良く見えなかった」と辛口評価。4コースからの浮上には厳しい見立て。

◾ 新田 雄史(5号艇/61号機)

状況は下降気味で、展開なく連続沈。巻き返しにはさらなる調整と展開の助けが必要。

◾ 丸野 一樹(6号艇/57号機)

「出足・回り足良好、伸び型ではないが悪くない」と評価されており、スタート主導で6号艇からでも好位進出可能とされている。


3.展開予想と決まり手パターン

◆ 平本イン逃げ(決まり手=逃げ)

調整が安定しており、インから理想的な逃げを打てば1着濃厚。モーターも大会でも指折り評価。

◆ 仲谷の差し返し(決まり手=差し)

平本のスタート鈍りやスリットわずかでも出遅れあれば、2コース仲谷の差し返しがワンツー形を作り得る。

◆ 海野の捲り差し/差し(決まり手=まくり差し/差し)

3コースから展開主導して突き抜けるパワー型脚質。整備後の足も整っており、警戒に値します。

◆ 丸野の6号艇追い込み(決まり手=差し)

展開乱れや内側接触で混戦形成されれば、6号艇ながら道中位置取りから差し抜け可能性あり。

◆ 波乱型展開(3着混戦)

石渡・新田らが絡まないと仮定した上で、上位勢・外枠勢の混戦形成による3着荒れも考慮。


4.舟券構成・フォーメーション提案

◎ 本線構成(堅実型)

1 → 2 → 3/6

平本逃げ、仲谷差し、海野軸。6号艇丸野を3着に少し抑えて堅め構成。

○ 中穴構成(バランス型)

1 → {2,3} → {2,3,6}

海野の差し展開や丸野の外絡みも拾いつつ、2・3着を広く抑える構成。

△ 穴狙い構成(高リスク型)

6 → 3 → {1,2,4}

丸野6号艇が飛んで1着→海野差し→平本or仲谷絡む構図。3着3着に石渡も追加しても可。


5.重要視すべき最終判断要点

  • 平本のスリット気配:起こしが遅くても最後まで粘り切れるかどうかが本命の分かれ目。
  • 仲谷&海野の脚色安定性:直前展示や気配で差し・まくり差しの余力があるか確認必須。
  • 丸野のスタート主導感:道中の位置取りと整備具合次第で外枠から浮上も。
  • 風・潮位:満潮に近ければ差し展開有利、干潮ならイン有利。気象条件チェックは最終構成の鍵。

6.まとめ

  • 本命筋:1−2−3/6 フォーメーションで平本の逃げ、仲谷の差し、海野の展開力を確保。
  • 中穴ルート:1−{2,3}−{2,3,6} 構成で妙味を程よく押さえながら冒険も可能。
  • 穴筋構成:6−3−{1,2,4} として丸野の外一撃と海野の差しを波乱の鍵に。

徳山9Rは「イン信頼+差し展開+外穴要素」を織り交ぜた展開予想が吉。最終的な決断は展示・水面・機力・気配を見た上で行ってください。

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