Boat-Practice

守屋 美穂(もりや・みほ)—“女子戦のイン説得力+自在捌き”、勝ち筋は今も太い(10月9日更新)

選手プロフィール

  • 登録:4482/101期。1989年1月20日生・36歳、岡山支部。
  • 期別成績(24/11/01〜25/04/30):勝率7.56/2連対率65.4%/平均ST0.15/出走136/優出10/優勝2。

レーススタイルと進入傾向

  • コース別 平均ST(直近1年):1=0.13/2=0.15/3=0.19/4=0.16/5=0.18/6=0.17。内の踏み込みが鋭く、センター〜外は無理をせず精度重視。
  • 前づけ傾向:枠なり志向が強い。3枠→3コース95.1%、4枠→4コース97.3%、5枠→5コース85.7%(ときどき4コース14.3%へスライド)、6枠→6コース77.8%(5=17.8%、4=4.4%)。“想定外が少ない”タイプ。

1コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率80.5%/2連対率87.0%/3連対率94.8%/平均ST0.13。女子戦に限らず“全国級のイン鉄板”。迷わず本線。

2コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率37.2%/2連対率74.4%/3連対率93.0%/平均ST0.15。差し届くシーンが多く、2着本線で堅い。

3コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率29.0%/2連対率55.3%/3連対率76.3%/平均ST0.19。握り・まくり差しの両立型。“頭も十分”のレンジ。

4コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率22.7%/2連対率38.6%/3連対率61.4%/平均ST0.16。展開突きの差し・まくり差しで連下は厚い。頭は中穴ゾーン。

5コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率23.1%/2連対率35.9%/3連対率56.4%/平均ST0.18。外からでも“頭”が約2割超あるのが魅力。紐より一歩上の評価を。

6コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率11.4%/2連対率28.6%/3連対率42.9%/平均ST0.17。大外の頭は抑え幅で。3着押さえ中心が現実的。

直近3節の足色トピック

  • 大村「オールレディース」(9/27〜10/2):“龍神ドリーム”含むイン3勝。平均ST0.14でリズム良。最終日の特別選抜戦も1着締め。
  • びわこ「びわこ大賞」(9/17〜22):機力劣勢の中でも2日目2コース“0.02”差し白星。シリーズ全体は苦戦。
  • 児島「オールレディース」(9/8〜13):地元でイン3勝・計5勝。起こしのキレと出足が好感触。

得意水面(場別の要点)

  • 桐生:勝率8.34/複勝76.6%/3連87.2%。インは“鉄板域”。
  • 浜名湖:8.31/62.1%/79.3%。
  • 尼崎:8.30/65.0%/90.0%。
  • 多摩川:7.74/64.3%/82.1%。
  • 地元・児島:7.13/57.3%/71.1%。
    いずれも“静水面〜機力が素直に出る場”で安定感が際立つ。

強みと課題(総括)

  • 強み
    • イン最強クラス:1コース1着80.5%、3連94.8%。節間の“土台”をしっかり作れる。
    • 2・3コースの決定力:2コース1着37.2%、3コース1着29.0%。女子戦ではさらに押し切り再現性が高い。
    • 進入の安定性:枠なり主体で展開予測が立てやすく、舟券戦略を組みやすい。
  • 課題
    • 4〜6コースの“取り切り”は相手関係次第(特に6コース)。展示から伸び気配や起こしの鋭さが見えた日だけ頭を厚く。

こんな買い方がハマる

  • 1コース:頭固定が基本線。相手は“攻撃力×連対力”で3→2→5の順に厚め。
  • 2コース:2着本線。1–2、2–1–3/5のフォーメーションが組みやすい。
  • 3コース:頭も視野に1–3/3–1の分岐。相手は4・5厚め。
  • 4・5コース:本線は連下。展示で“出足○or伸び○”が出た日に頭へ配分追加。6コースは3着押さえ中心。

今後の展望とまとめ

常滑の一般戦(10/7〜12)でも初日イン逃げ→最終レース2着と、節の入りは良好。10/21〜26の津「ボートレースダービー」などビッグが控えるスケジュールで、内枠を取りこぼさない強みが活きる流れ。買い手側は「イン=絶対軸」「2・3=頭もあり」「外=連下寄り」の基本形に、当日の展示タイムとスタート順で上乗せ判断を。

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