枠なりの職人——3737・上平真二、妙味は“三”
選手プロフィール
- 75期/広島支部(広島)、1973年11月28日生・51歳/167cm・54kg・B型。
- 期別(今期):勝率7.01/2連対率48.4%/平均ST0.17/出走126/優出5/V0。
レーススタイルと骨格
結論から言うと、「インの安定+3コースの決定力」が現在地。
- 1コースは今期1着60.0%/2連80.0%/3連92.0%/ST0.14で“まず本線”。
- 3コースは1着31.5%/2連52.6%/3連78.9%/ST0.17と、先攻め〜まくり差しで勝ち切りまで届く“刃”。
- 進入は枠なり傾向が強い(例:2枠→2コース87.2%、3枠→3コース81.8%、4枠→4コース96.9%)。“無理な前づけより機力と展開勝負”の型。
1〜6コース別の“いま”(今期)
- 1コース:1着60.0%/2連80.0%/3連92.0%/ST0.14…逃げ本線。
- 2コース:1着14.8%/2連51.8%/3連81.4%/ST0.17…“差し残し”で連軸。
- 3コース:1着31.5%/2連52.6%/3連78.9%/ST0.17…妙味ゾーン。
- 4コース:1着4.7%/2連28.5%/3連52.3%/ST0.19…展開待ち。
- 5コース:1着0.0%/2連36.8%/3連73.6%/ST0.18…ヒモ評価が現実的。
- 6コース:1着6.6%/2連26.6%/3連53.3%/ST0.19…押さえまで。
ナイターの上振れポイント
ナイター平均STは1=0.13/3=0.14/5=0.07。特に5コース0.07の踏み込みは要注意で、外からの“連絡み”が強まる局面あり。
グレード別の特徴(一般戦 vs. SG/G1)
- 一般戦の1着率:1=63.0/2=18.8/3=27.3/4=10.3/5=3.9/6=5.9%。=「1=本線/3=相手本線」が王道。
- SG|G1ではサンプル少ながら1=50.0%/3=30.0%と“内&3”が柱。2・4・5・6の1着は0%で、頭は内寄りに絞るのがデータ的。
- 連対面でも一般戦:1の3連97.8%、SG|G1:1の3連75.0%と、格上でも“1軸”の堅さは一定。
直近のリズム(過去3節ダイジェスト)
- 芦屋:福岡ソフトバンクホークス杯(2025/09/25〜30)
1着20.0%・2連80.0%・3連80.0%・平均ST0.16。初日4枠→1着、ドリーム1枠→1着、優勝戦は4枠→2着。要所の押し切り◎。 - 宮島:第55回スポニチ杯(2025/08/12〜17)
1着27.3%・2連45.5%・3連63.6%・平均ST0.21。1枠で2勝確保しつつ外は我慢。 - 丸亀:日本財団会長杯(2025/08/04〜08)
1着22.2%・2連55.6%・3連77.8%・平均ST0.17。1枠2勝+優勝戦2着。節の軸はやはり“内”。
前づけ傾向(参考)
- 1枠→1コース98%、2枠→2コース87.2%、3枠→3コース81.8%、4枠→4コース96.9%。=枠なり中心で大崩れが少ないタイプ。買い目設計がしやすい。
強みと課題(データで整理)
- 強み
- インの安定感(1=1着60%/3連92%)でシリーズを安定化。
- 3コースの決定力(1着31.5%/3連78.9%)は妙味の源泉。
- ナイター外の発進(5コースST0.07)で上振れシナリオ。
- 課題
- 4・5・6の“頭”頻度(今期4=4.7%/5=0.0%/6=6.6%)。相手扱いが基本。
- 高グレードでの外枠は頭薄め(SG|G1の1着は1と3のみ)。配点の割り切りが必要。
舟券フォーマット(実戦メモ)
- 基本形:〔1=本線/3=相手本線(厚め)/2=相手/4・5・6=ヒモ△〕。
- ナイター補正:外のSTが締まるため〔1-3軸〕+5の2・3着薄め追加で配当を拾う。
出場予定と展望
- 出場予定:三国(10/4–7)→徳山(10/12–16)→津・ダービー(10/21–26)→若松(11/7–10)。
しっかり内番で取り切り、3で刺す。このフォーマットが崩れない限り、一般戦は連日圏、G1でも“1・3寄せ”で勝負になる布陣だ。