Boat-Practice

2025年7月23日徳山6Rの展開予想

徳山2日目・第6Rは、13時11分締切の予選戦。注目は1号艇の黒井達矢(A1)。しかし直前評価では、展示タイム・スタート共に劣勢との見方もあり、「逃げ構成」が不成立と判断されています(=日照による滑りやすさやモーター整備の影響か)。とはいえ、黒井の1枠からの3着内率は一定の信頼性を残しており、3着圏キープには期待できそう。軸として頭は取りづらいが、「残し」として活用できる艇です。

ここに対抗するのは、2号艇・峰竜太(A1)。差し脚、技術ともに申し分ないものの、直前情報ではフライング持ちの影響からやや評価を下げられている状況。ただ、「F持ち」は一般にスタートに慎重さが出やすく、スタート展示で好タイミングを決めれば差し本命も射程圏内。ただし信頼度としてはやや割り引いて見たほうが良さそうです。

3号艇・三浦永理(A1)はF1未消化があるため、「完全除外対象」との評価が出ていま。これは舟券検討する際に重要な尾目要素。舟券から外すのが妥当でしょう。

注目すべきは4号艇・丸野一樹と5号艇・大池佑来(いずれもA1)。2号艇との差し軸に加え、特に直前では4号艇丸野が「攻め軸・展示/モーター◎」と高評価。5号艇大池も「ST最速・展示一致」との評価で、差し~まくり差し展開で狙いたい存在です。両艇の展示内容が良ければ、展開として「④→⑤→〇」で一撃も可能な構図です。

6号艇・山口剛に関しては、「F持ち/3着補完限定」という評価。穴狙いの候補としては興味深く、展示気配次第では3着争いに絡む可能性も。


買い目の構成イメージ

現時点(展示前だが予想の参考に)では次のように組み立てることが考えられます:

  • 本線軸: ④丸野 → 相手に⑤大池、②峰
  • 買い目例(絞った3連単):
    • ④→⑤→②
    • ④→②→⑤
    • ⑤→④→②
  • 補完として:
    • ④→⑤→①/④→①→⑤(黒井は3着までに残せば回収の起点に)
    • 穴狙いで「⑤→④→⑥」なども少点数で抑えつつ抑える

要は「④丸野を中心」としつつ、⑤大池との差し競り合い、②峰の上がりも交えつつ、1枠黒井の3着残しも織り込む構成。展示タイムや直前情報を見て、④⑤のどちらの勢いが上かによって軸を入れ替える柔軟性も必要です。


水面特性との兼ね合い

徳山はご承知のとおり「インコース最強」の海水面で、1コース1着率は全国トップ級(63%超)、2連単での①→②が23.8%を占める王道展開も多い。ただし、追い風時には2コース差しも決まりやすく、差し展開がバランスします。

今日は徳山湾内の状況で追い風・横風の可能性もあるため、直前の気象・潮見表・風向きは必ずチェック。潮の満潮時であればイン逃げが崩れやすく、差し展開に好機が訪れるケースもあります。


展望まとめ

  1. 黒井(①):逃げ不成立の可能性高く、1着軸には不向きも3着圏キープ狙いにはなる。
  2. 峰(②):差し軸候補、しかしF持ちで信頼度やや低め。スタート展示次第。
  3. 三浦(③):F1未消化で舟券から外すのが無難。
  4. 丸野(④):現時点で展示/モーター状態良好との評価、メイン軸として有力。
  5. 大池(⑤):ST最速相当。差し主体の攻め軸として期待できる。
  6. 山口(⑥):F持ち・補完向け。穴狙いで3着圏狙いに入れたい。

最も妥当な展開は「④-⑤を中心とした差し展開」。①黒井の3着補完を含めつつ、2軸構成で「④→⑤→②/①」「⑤→④→②/①」を組む買い目が現実的です。展示気配や風向き・潮位次第では、④⑤の軸順序や峰の切り捨ても検討を。


バランス重視の構成ながら、波乱の芽も捨てずに狙う――これが徳山第6Rでの理想的な買い目構築でしょう。展示や直前気配と相談しつつ、展開を読み切って勝負をかけてください。

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