Boat-Practice

2025年7月23日徳山7Rの展開予想

◆出走メンバーとスタート構成
1号艇:磯部 誠(愛知・A1)
2号艇:馬場 貴也(滋賀・A1)
3号艇:末永 和也(佐賀・A1)
4号艇:中村 晃朋(香川・A1)
5号艇:毒島 誠(群馬・A1)
6号艇:西山 貴浩(福岡・A1)

◆ピット上の気配・選手コメントから見える特徴
・磯部は前日、ギアケース・リングを交換。ターンの合わない不安を口にしていたが、機力そのものは悪くないとの声もある。
・馬場は「足は標準、レースできる」と自信を示している。
・末永はグリップ不足を訴え、「乗れなかった」という状態。
・中村はペラ不調と操縦性を課題に感じており、ペラ調整に動く構え。
・毒島は起こし~行き足は改善されたが伸びに不安あり。
・西山は調整で「僕色に染める」と高い手応え。出足・行き足を重視する姿勢。

◆水面傾向と徳山の特性
徳山は海水で満潮時にイン有利、干潮時は外も伸びる傾向あり。潮位差3.5 mと大きく、潮の満ち引きによるコンディション変化がレースに影響しやすい。また、進入番組上インが有利になりやすく、2~6号艇は厳しい展開を強いられる場面もあります。

第7R 締切は13:42。現時点(開催2日目の午前時点)では満潮にあたるタイミングで、イン展開がより生きるかどうかがポイント。風は南~南西で1~3mと穏やか。イン艇有利条件と言えます。

◆展開予想の骨子

  1. 磯部が主導権奪取するかが鍵
     1号艇の磯部は機力自体は高評価だが、ターンの不安もある。そのため、行き足をうまく活かしてターン前に内側を固められるかが注目点。成功すれば真ん中からの競り合いを制し、イン一撃で逃げ切る可能性大。失敗すると内外激しい接触戦に巻き込まれるリスクあり。
  2. 馬場の2号艇差しに注目
     馬場はステータスも高く、自身でも「競える」とコメント。インが伸びる潮位なら、2号艇からの差し展開も十分。磯部が飛び出すような形になれば、続く馬場の差しが決まりやすい。外から追いかける構図だが、そこに展開が生まれそうです。
  3. 4~6号艇の穴狙い候補:中村、毒島、西山
     ・中村は機力改善中で操縦性が課題。ペラ調整後にスムーズに回れば、中団からの展開突き上げも可能。
     ・毒島は伸び重視、伸び足に特化した調整が決まれば中団からの追い上げ期待。
     ・西山は調整を手応え良く進めており、スタート五分ならば一発の攻めを見せられるか。
  4. 末永は機力不安のため見送りの局面か
     グリップ不足を明言しており、展開的にも厳しく、舟券から切る候補として優先される状況です。

◆舟券フォーカス:組み立てと注力度

  • 軸はイン艇・磯部(1号)か2号艇・馬場
     内外の機力差を見極めながら、磯部が先行できそうならばそのまま1→2、差し込み狙い展開。
  • 中穴で狙うなら4号中村、5号毒島、6号西山
     波乱対応で1–4–5,6 の3連複や1–(2)–4,5 などの組み合わせも面白い。
  • 逆転パターンとして、2→1 の差し展開
     インの伸びが思ったほど生きない条件なら、馬場先行からの逆転パターンを意識したい。

◆総評
満潮時のイン有利&現時点での穏やかな風向きを考えると、磯部がスタートを決めて1マーク先行率をここ一番で狙う形が基本線。ただ、ターン回りが鍵で、万一ターンで躓けば後続が台頭しやすい。馬場は差しのタイミングひとつで展開を奪取可能。注目は中穴勢で、中村・毒島・西山らの中団展開からの伸びシーンも高配当圏へ滑り込み得ると見ています。

「1–2 ダブル軸」の安全志向でも良いですが、展開読みと機力見定めの中で、4~6号艇からの一発連対も視野に入れて狙い打ち作戦を組むことを推奨します。

← コラム一覧に戻る