2025年7月25日徳山10Rの展開予想
1.レース概要と注目ポイント
発走予定:15:24 締切
予選最終盤を迎え、上位進出や予選通過ラインを巡る緊張感の高い一戦。徳山競艇の特徴である“イン逃げ優位”な傾向は依然として強く、1コースからきっちりスタートできるかどうかが勝敗の鍵になります。ただし展開・機力差が大きい選手構成のため、差し・まくり差しも絡みうる構図です。
出走メンバーは以下のとおり:
コース | 選手 | 支部 | 特徴 |
---|---|---|---|
1号艇 | 井口 佳典 | 三重 | 前検2連率44.6%、モーターはまずまず評価 |
2号艇 | 黒井 達矢 | 埼玉 | 調整上向き、出足・押し感評価あり |
3号艇 | 白井 英治 | 山口 | 足鈍く整備継続中、機力懸念大 |
4号艇 | 前田 将太 | 福岡 | 気配普通、スタート次第で中位浮上の可能性 |
5号艇 | 宮地 元輝 | 佐賀 | 気配上昇、割り差し敢行型で目立つ可能性 |
6号艇 | 瓜生 正義 | 福岡 | スタート安定・道中バランスあり、大外一撃警戒 |
また日刊スポーツの直前展望では、密着記者が井口を本命に黒井2着、白井3着の決着と予想しており、展開の基調にも注目です。
2.各選手の気配と脚質評価
●井口 佳典(1号艇)
前日コメントでは「かかり悪く乗りにくさあって伸びも不変」とやや懸念あり。とはいえ展示・道中足には大きく崩れたところはなく、好枠を生かして逃げ展開を作りたい。
●黒井 達矢(2号艇)
乗り味の向上、押し感を意識したペラ調整をしてきたとのコメント。展開次第で差し切りまで視野に入る2号艇展開型選手。
●白井 英治(3号艇)
前検でも操縦性・伸びともに課題大。直前でも改善方向ながら明確な足の上積みは見られず、3号艇からの展開主導は厳しい見立て。
●前田 将太(4号艇)
モーターは普通、気配も標準評価。4号艇からスタート決めれば3着圏内には滑り込み可能な力はありそう。
●宮地 元輝(5号艇)
「全部の足に〇」と評価されており、特に気配上昇が目立つ。2日目にはツケマイ敢行で道中競りの内容もあり、展開が動けば浮上可能性あり。
●瓜生 正義(6号艇)
スタート下がることなく、バランス調整されているとの好評価。6号艇からでも無視できない一撃力あり。
3.展開予想と決まり手シナリオ
パターン①:井口の逃げ切り(決まり手=逃げ)
スリットさえまとめれば安定のイン逃げ成立。徳山でのイン有利を生かす本命シナリオです。
パターン②:黒井の差し返し(決まり手=差し)
井口のスタートがわずかに遅れれば、2コース黒井が差しに成功しワンツー形成立の展開あり。
パターン③:瓜生の大外突っ込み(決まり手=差し/まくり差し)
混戦展開や内側接触などが起きれば、6号艇瓜生が外から鋭く差してくる展開も視野。
パターン④:宮地の中波乱(決まり手=差し/まくり差し)
展開が膠着して差し展開有利となれば、5号艇宮地の気配良好を背景に中穴発生もあり。
4.舟券戦略とフォーメーション提案
◎本命構成(安定重視)
1 → 2 → 3/4
井口逃げ・黒井 差し・白井か前田の3着押さえ。的確な堅め構成。
○バランス型構成(中穴含む)
1 → {2,6} → {2,6,4}
黒井・瓜生の2着入替+前田3着圏狙いで妙味狙いの構成。
△穴狙い(高配当型)
6 → 5 → {1,2,4}
瓜生が外一撃で1着、宮地2着、高配当組み合わせ。
5.注視ポイントと補足要素
- 井口のスリット気配:遅れや掛かり気味があれば逃げ崩れの可能性。
- 差し態勢の安定度:黒井と瓜生の展示・スタートタイミングを重視。
- 展開乱れの可能性:内折れや接触が起きれば瓜生や宮地絡みの波乱構成が成立。
- 潮位・風速:差し展開が有効なときは風や潮位の影響大。特に満潮時は差し展開が決まりやすくなる傾向あり。
6.まとめ
- 本命筋:1−2−3/4 のフォーメーションで、イン逃げ・2着差し・3着押さえ構成。
- 中穴型:1−{2,6}−{2,6,4} の広め構成で、瓜生の差し絡みと前田の3着拾い。
- 穴狙い型:6−5−{1,2,4} で瓜生追い込み一撃と宮地の2着絡み狙い。
徳山10Rは「イン有利+2コース差し+外枠一撃脚質」が複雑に絡む展開が予想されます。最終判断は展示タイムやスタート気配、潮・風の情報をよく確認して組み立ててください。