Boat-Practice

藤原啓史朗:攻撃と緻密さを併せ持つ“変幻自在の万能型”(10月15日更新)

選手プロフィール

  • 登録:4762/112期。1990年3月7日生・35歳、岡山支部。直近期成績:勝率7.61/2連対率63.5%/平均ST0.13/出走151/優出11/優勝4。今後は津「第72回ボートレースダービー」(10/21〜26)→丸亀→徳山の周年に参戦予定。

レーススタイルと進入傾向

  • 進入は“枠なり”が基本。前づけ分布は【5枠→5コース88.9%(ときどき4=2.8%・6=8.3%)、6枠→6コース89.1%(5=8.7%、2=2.2%)】と素直。レースの骨格が読みやすいタイプだ。
  • 直近1年のコース別1着率は【1=88.7%/2=29.3%/3=33.3%/4=13.3%/5=13.9%/6=14.0%】。イン最強+センター(2–3)が決定力の柱。2連・3連対率も1コースは94.4%・97.2%と“鉄板級”。

1コース進入時

  • 直近1年:1着88.7%/2連94.4%/3連97.2%。取りこぼし極小の“絶対軸”。迷わず本線に据えられる。

2コース進入時

  • 直近1年:1着29.3%/2連53.7%/3連70.7%。差し本線で連は十分、頭は約3割。“2着本線”がフィット。

3コース進入時

  • 直近1年:1着33.3%/2連59.5%/3連78.6%。“まくり差しのキレ”で頭まで届く主戦場。配当も取りにいける。

4コース進入時

  • 直近1年:1着13.3%/2連46.7%/3連66.7%。展開突きで連に絡むが、頭は中穴帯。展示から伸び気配が出た日だけ厚めに。

5コース進入時

  • 直近1年:1着13.9%/2連38.9%/3連58.3%。“3着力”を評価しつつ、起こしのキレが見えた日は少点数で頭も。

6コース進入時

  • 直近1年:1着14.0%/2連37.2%/3連53.5%。大外にしては頭頻度がまずまず。内のもつれが見える時は評価を一段上げたい。

直近3節の足色トピック

  • 三国「ファン感謝3Daysトーナメント」(10/11〜13):最終日にイン逃げ(1枠)で白星。シリーズ3着多めだが要所は締め。平均ST0.17。
  • 多摩川「G1ウェイキーカップ」(9/29〜10/4):1枠で2勝(2・6日目)。全体は苦戦でも終盤に立て直し。平均ST0.11。
  • 大村「サンケイスポーツ杯」(9/19〜24):“優勝”。優勝戦1号艇をきっちり押し切り、シリーズ3本の1枠をすべて勝ち切る内容。平均ST0.13。

得意水面のヒント(場別)

  • びわこ:勝率7.68/複勝60.3%/3連78.1%/平均ST0.12。1コース勝率94.1%が圧巻。
  • 徳山:7.45/55.7%/75.0%/0.13。1コース勝率90.5%で“イン鉄板”。
  • 尼崎:7.70/63.0%/84.8%/0.15。内枠の安定感抜群。
  • 若松:7.95/68.2%/86.4%/0.13。高い連対でシリーズを作れる水面。
  • 地元・児島:6.99/53.0%/70.5%/0.12。サンプル豊富で総合信頼◎。

強みと課題(総括)

  • 強み
    • イン“全国級”:1コース1着88.7%・3連97.2%。節間の土台づくりができる。
    • センター決定力:3コース1着33.3%、2コース1着29.3%。配当も狙える主戦場。
    • 進入の読みやすさ:前づけは穏当で隊形が崩れにくく、舟券設計が安定。
  • 課題
    • カド(4コース)の“頭効率”は控えめ。展示で伸び○や上位ST順が見えた日だけ頭配分を増やすのが吉。

こんな買い方がハマる

  • 1コース:頭固定が基本線。相手は“攻撃力×連対力”で3→2→4を厚めに。
  • 2コース:2着本線(1–2、2–1–3/4)。差し届くサインは展示の回り足。
  • 3コース:1–3/3–1の往復を主軸に、4・6を妙味で添えて配当ケア。
  • 4コース:基本は連下。展示の伸びとST順が揃った時だけ“頭少点数”。
  • 5・6コース:3着厚めが現実的。6の頭14%は“条件付きの穴”として扱う。

今後の展望とまとめ

9月大村での“優勝”とG1多摩川での終盤巻き返し、直近の三国でもインを取り切るなど、フォームとスタートの精度は良好。津ダービー〜丸亀・徳山の周年と、相性場も控える日程。買い手は「イン=絶対軸」「センター=攻めの分岐」「外=展示次第」を基本設計に、当日の展示タイムとST順位で配分を微調整しよう。

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