Boat-Practice

萩原 秀人(はぎはら・ひでと)—福井が誇る“イン堅守”と捌きの職人技

選手プロフィール

  • 登録番号:4061/期:86期
  • 支部:福井(出身:福井)
  • 生年月日:1979年5月9日(46歳)
  • 級別:A1
  • 期別成績(2024/11/01〜2025/04/30):勝率7.19/2連対率50.7%/平均ST0.13/出走132/優出7/優勝1

レーススタイルと輪郭

直近1年の1コース1着率72.9%/2連対率85.7%/3連対率97.1%という“インの説得力”がまず柱。外へ出ても3〜4コースの3連対率が各70%超と道中の捌きで連対圏を拾い上げるのが萩原流。スタートの切れは総じて安定、特に6コースの平均ST0.11は目を引く鋭さです。

1コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率72.9%(70本)/2連対率85.7%/3連対率97.1%/ST0.13
    → 結論:「逃げ本線」。番組的に守りたい日もきっちり仕事をするタイプ。

2コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率16.7%(42本)/2連対率52.4%/3連対率71.4%/ST0.14
    → 結論:刺し(内差し)での勝ち切り頻度は控えめだが、2連対ゾーンは厚い。相手本線評価が妥当。

3コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率15.6%(45本)/2連対率44.4%/3連対率71.1%/ST0.14
    → 結論:まくり差しへの切替が上手く、3連対率は高水準。頭一点より連下の妙味。

4コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率18.9%(45本)/2連対率37.8%/3連対率75.7%/ST0.14
    → 結論:一撃率はそこそこ、連対の厚みは十分。2・3着付けの軸に最適。

5コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率13.3%(37本)/2連対率37.8%/3連対率55.6%/ST0.14
    → 結論:差し・まくり差しの展開待ち。連下の相手に厚めがハマりやすい。

6コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率8.9%(45本)/2連対率31.1%/3連対率60.0%/ST0.11
    → 結論:頭は強気にしづらいが3連対率60%は押さえ価値あり。進入からの位置取り次第で浮上。

大舞台(SG/G1)での顔つき

  • 直近のSG/G1に限ると、1コース1着率52.9%(17本)/3連対率100.0%で“イン堅守”は健在。外枠は2〜5コースの1着率7.1〜25.0%/6コース0%と勝ち切りは渋めだが、3連対ゾーンはまずまず確保。買い方は「イン信頼+外は連下」。

直近の節間内容(抜粋)

  • 第53回しぶき賞(三国/2025.8.14–19):シリーズ途中までで1着率44.4%・2連対率66.7%・平均ST0.14。準優は2コース2着まで押し上げる安定感。
  • 開設72周年記念・北陸艇王決戦(三国/2025.7.31–8.5)1着率22.2%・2連対率44.4%。内枠で白星は拾う一方、重い番も経験。
  • 日本トーターC(津/2025.7.12–15)1着率71.4%で優勝戦1号艇1着。“取り切る”場面での強さを再確認。

強みと課題

  • 強み:①1コースの異常値級の安定(1着72.9%/3連対97.1%)、②外でも3・4コースの3連対率70%超という道中力、③全体にSTが整っており大崩れしにくい。
  • 課題:SG/G1での外枠の“頭”不足(6コース1着0%、3〜5コースも一桁台〜20%台)。強豪混戦の一撃率をどう底上げするかが鍵。

今後の展望と舟券ヒント

直近の出場予定は、若松SG 第71回メモリアル(8/26–31)→平和島周年(9/4–9)→鳴門周年(9/13–18)と超一線級が連続。買い目としては、

  • イン枠=頭本線・相手絞り(ヒモは差し巧者と地元勢)
  • 外枠=連下厚め(3・4コースは2・3着を厚く、6コースは3着押さえ)
    が基本線。特にインの取りこぼしが少ないシリーズ構成日は、相手探しで配当を取りに行きたいところ。
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