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原田幸哉|“破壊と構築”の両立者、勝利を演出する最速の個性派(8月26日更新)

選手プロフィール

  • 登録番号:3779/期:76期
  • 支部:長崎(出身:愛知)
  • 生年月日:1975年10月24日(49歳)172cm・54kg・B型
  • 期別成績(2024/11/01〜2025/04/30):勝率7.04/2連対率47.5%/平均ST0.12/出走103/優出3/優勝2

レーススタイルと近況の輪郭(データで読む)

  • まず柱はイン(1コース)の説得力。直近1年で1着78.6%(56)/2連92.9%/3連94.6%/ST0.11。白カポックは「相手探し」に切り替えやすい。
  • 中枠の決定力も魅力。3コース1着28.9%(45)、4コース1着26.0%(50)と、まくり差し・差し替えで“頭”を取り切るシーンがしっかりある。
  • ナイターの発進力が際立ち、平均STは夜間で1=0.09/4=0.09/6=0.08まで鋭化。環境がはまると一気に主導権を握るタイプだ。
  • 今節(若松SGメモリアル 初日)は5Rを1枠で快勝(ST0.09)と上々の滑り出し。直近3節でも大村(8/5–9)優勝など内容は充実している。

1コース進入時

  • 1着78.6%(56)/2連92.9%/3連94.6%/ST0.11
    → 結論:「逃げ本線」。取りこぼしの少なさは今も一級品。

2コース進入時

  • 1着18.9%(37)/2連56.8%/3連73.0%/ST0.13
    → 結論:刺しの“頭”は相手関係と機力次第。基本は相手本線がハマる。

3コース進入時

  • 1着28.9%(45)/2連37.8%/3連62.2%/ST0.11
    → 結論:まくり差しの刺さりで“頭”まで。買い増し候補。

4コース進入時

  • 1着26.0%(50)/2連48.0%/3連64.0%/ST0.11(ナイターST0.09)。
    → 結論:カドの一撃+残しの両狙いができるゾーン。夜は一段格上げ推奨。

5コース進入時

  • 1着15.4%(26)/2連19.2%/3連42.3%/ST0.13
    → 結論:基本は連下中心。なお一般戦に限ると1着57.1%(7)と好サンプルもあるが、母数が小さい点は要注意。

6コース進入時

  • 1着4.8%(21)/2連4.8%/3連23.8%/ST0.11(ナイターST0.08)。
    → 結論:頭要求は酷。3連単は3着押さえ運用が現実的。

グレード別の顔つき

  • SG/G11コース1着77.3%(22)/3連95.5%でイン信頼は超一級。中枠は3=1着15.8%(19)/4=27.3%(22)、外は5=0.0%(19)/6=5.6%(18)と“頭”はシビア。買い方は「イン=頭本線」「中枠=頭も」「外=連下中心」が定石。
  • 一般戦:インは1着79.4%(34)/3連94.1%3コース1着38.5%(26)など攻守の幅がさらに広がる。

直近の節間ハイライト(過去3節)

  • 若松SG/第71回メモリアル(2025/8/26–)初日5R=1枠1着(ST0.09)。滑り出し良好。
  • 大村/日本財団会長杯(2025/8/5–9)優勝1着75.0%・平均ST0.07。準優1枠→優勝戦1枠まで逃げ切り完結
  • 下関/山口新聞社杯(2025/7/27–31)1着10.0%・3連90.0%・平均ST0.12。取りこぼし最小化でシリーズ上位。
  • 大村/モーターボート誕生祭(2025/7/15–20)1着25.0%・2連62.5%・平均ST0.08DR1枠勝ち6枠0.01発進1着など速発進が光る。

強みと課題(総括)

  • 強み
    イン鉄板(1コース:1着78.6%/3連94.6%)、② 3・4コースの決定力(3=28.9%、4=26.0%)、③ ナイターの速発進(1=0.09/4=0.09/6=0.08)。
  • 課題
    ⑤・⑥枠の頭頻度(5=15.4%、6=4.8%/SGG1では5=0.0%)。外を引いた日は連下重視で設計したい。

舟券ヒント(実運用の型)

  • 1枠=頭本線/相手絞り
  • 3・4枠=頭も視野(特にナイターのカドは買い増し)。
  • 5・6枠=連下中心(5枠は展開一致で“押さえの頭”、6枠は3着厚め)。
    数字はすべて直近1年+グレード別データ/ナイターSTに基づく。

出場予定と展望

この先は三国(9/4–9)→鳴門G1(9/13–18)→丸亀マスターズ(9/25–30)→蒲郡G1(10/5–10)→津SGダービー(10/21–26)とビッグ舞台が続く。インの取り切りでポイントを積み、カドの速発進で“頭”を取りに行くのが原田の王道。番組と機力が噛み合う日、まだまだレースを支配する。

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