外の合図は0.11——久田敏之“5コースの使い方”
選手プロフィール
- 91期/群馬支部・群馬出身、1981年4月28日生・44歳、168cm/54kg/AB型。
- 今期成績:勝率7.18/2連対率52.5%/平均ST0.14/出走139/優出8/V2。
レーススタイルの骨格
結論から言うと、「インは要塞、三は刃、そして“5の踏み込み”で上振れ」。
- 1コースは1着80.0%・2/3連100.0%で超鉄板。STも0.13と切れている。
- 3コースは1着31.0%・2連58.6%・3連79.3%で“先攻め→まくり差し”まで届くゾーン。
- 5コースの平均STが0.11と速く、外からでも先手を取って“連動”を作れる日がある。
1〜6コース別の“いま”(今期)
- 1コース:1着80.0%/2連100.0%/3連100.0%/ST0.13(出走25)…絶対本線。迷ったらまずここ。
- 2コース:1着25.0%/2連53.5%/3連71.4%/ST0.14(28)…差し残しで連軸。
- 3コース:1着31.0%/2連58.6%/3連79.3%/ST0.15(29)…妙味ゾーン。展開ひとつで“頭”。
- 4コース:1着25.9%/2連44.4%/3連66.6%/ST0.15(27)…角からの相手本線。
- 5コース:1着14.2%/2連19.0%/3連47.6%/ST0.11(21)…ヒモ寄りだが、STの速さで波乱演出あり。
- 6コース:1着0.0%/2連0.0%/3連0.0%/ST0.16(9)…押さえ以下。頭は切りやすい。
グレード別の傾向(一般戦 vs. SG|G1)
- 一般戦の1着率:1=86.0%/2=28.6%/3=39.5%/4=30.3%/5=29.6%/6=22.2%。=「1=本線」「3・4=相手本線」「5=妙味押さえ」が王道。
- SG|G1の1着率:1=70.0%/2=14.3%/3=0.0%/4=15.4%/5=7.7%/6=0.0%。=上位戦線は“1軸固定+(2・4)相手”が堅実。三の“頭”は絞る。
- 3連対面でもSG|G1の1コース=100%を維持(サンプル10走)。=大舞台ほど“1の堅さ”が活きる。
直近のリズム(過去3節ダイジェスト)
- びわこ:第2回 浪乃音酒造杯(2025/09/26〜29)
1着42.9%/2連57.1%/3連71.4%/平均ST0.13。準優1枠→1着(ST0.08)で優出、優勝戦は3枠6着。 - 鳴門G1:大渦大賞(2025/09/13〜18)
1着20.0%/平均ST0.11。4枠→1着の白星も、落水・欠場があり数字は抑えめ。 - 下関:MNBR 7th(2025/09/04〜07)
1着16.7%/2連66.7%/3連83.3%/平均ST0.15。1枠0.09で逃げ、道中も粘り強く着をまとめた。
進入傾向(参考)
枠なり基調。極端な“ゴリ押し前づけ”型ではなく、番組通りの想定が立てやすいタイプ。買い目設計でブレにくい。
強みと課題(データで整理)
- 強み
- インの規格外:今期1=1着80%/2・3連100%で節を支配。
- 三の決定力:1着31.0%はA1上位級の“刃”。展開がハマれば頭まで。
- 5の発進力:平均ST0.11で“外から先手”が作れる。配当の源泉。
- 課題
- 6コースの成績:今期1・2・3連すべて0%。頭は切り、相手も最小限が現実的。
- SG|G1の“3の頭”:データ上0%。大舞台は1固定に寄せて、外は“連まで”に抑えるのがセオリー。
舟券フォーマット(実戦メモ)
- 一般戦:〔1=絶対本線/3・4=相手本線(3は頭まで)/5=ヒモ妙味/2=押さえ/6=薄く〕。
- SG|G1:〔1=軸固定/2・4=相手/3=頭は抑えまで/5・6=評価下げ〕。
- “STの出方”で上振れ:展示や直近Rで5の踏み込みが0.10前後に締まる日は、5の2・3着厚めで配当を拾う。
まとめ
「1で押し切り、3で割る、5で踏む」——これが今の久田の勝ち筋。一般戦は1本線+3厚めで攻め、SG・記念では1固定で堅実に。数字はそう語っています。