Boat-Practice

今垣光太郎|“天才と狂気の境界線”を走る孤高のボートレーサー(8月20日更新)

選手プロフィール

  • 登録番号:3388/期:63期
  • 支部:福井(出身:石川)
  • 生年月日:1969年9月18日(55歳)/160cm・52kg・A型
  • 期別成績(2024/11/01〜2025/04/30):勝率7.20/2連対率55.5%/平均ST0.17/出走99/優出4/優勝2
  • 出場予定若松SGメモリアル(8/26–31)→平和島G1(9/4–9)→住之江一般(9/17–21)→蒲郡G1(10/5–10)→津SGダービー(10/21–26)

レーススタイルや整備の特徴(データで読む輪郭)

  • イン(1コース)の説得力:直近1年の1着率73.1%(52)/2連対率86.5%/3連対率94.2%/ST0.16。今期に限れば1着78.2%(23)/3連100%と、白いカポックの“取りこぼし最少”が続く。
  • カドの破壊力と安定:4コースは直近1年1着24.1%(29)/2連50.0%/3連70.4%/ST0.14。今期は1着10.5%(16)ながら3連73.6%で舟券圏は確保。ナイター時の4コースST0.13も注目(夜はスタートが決まりやすい)。
  • 外の粘り:5コース1着18.0%(54)/3連53.9%、6コース1着5.6%(18)/3連33.3%。勝ち切り頻度は控えめだが、道中の捌きで“3着内”を拾う技量は健在。ナイター時の5コースST0.10は鋭い。

1コース進入時

  • 直近1年:1着73.1%(52)/2連86.5%/3連94.2%/ST0.16
    → 結論:「逃げ本線」。相手探しで点数を絞れる鉄板枠。

2コース進入時

  • 直近1年:1着17.9%(28)/2連42.9%/3連71.4%/ST0.18
    → 結論:刺しの“頭”は波がある。基本は相手本線で。

3コース進入時

  • 直近1年:1着34.5%(29)/2連55.2%/3連58.6%/ST0.18
    → 結論:まくり差しが決まると頭まで。狙い目のゾーン。

4コース進入時

  • 直近1年:1着24.1%(29)/2連50.0%/3連70.4%/ST0.14
    → 結論:カド一撃+差し替えで“頭〜連下”の厚み。特にナイターは発進良化。

5コース進入時

  • 直近1年:1着18.0%(39)/2連38.5%/3連53.9%/ST0.16
    → 結論:展開ひとつで浮上。2・3着付け中心が機能する。

6コース進入時

  • 直近1年:1着5.6%(18)/2連16.7%/3連33.3%/ST0.23
    → 結論:3着押さえが基本。流れ込みの中穴で妙味。

大舞台(SG/G1)の顔つき

  • SG/G1に限定すると、1コース1着54.6%(11)/2連81.8%/3連90.9%で“イン信頼”は上級。2〜4コースの1着率は20.0%/27.3%/5.3%、5コース8.3%/6コース16.7%(出走数は行末参照)と、外の“頭”は渋いが3連対率は概ね30〜70%で舟券圏はキープ。

直近の節間ハイライト(過去3節)

  • 三国|第53回しぶき賞(2025/8/14–19)1着36.4%/2連54.5%/3連63.6%/平均ST0.18ドリーム1枠逃げ2枠差し1着4枠0.05発進で1着と“内外自在”。準優は1枠で痛恨の5着。
  • 三国|開設72周年 北陸艇王決戦(2025/7/31–8/5)1着22.2%/2連33.3%4枠0.03でまくり差し1着2枠差し1着と見せ場。
  • 児島|モーターボート大賞(2025/7/1–6)1着10.0%/2連20.0%1枠逃げで意地の白星。

強みと課題(総括)

  • 強み
    インの鉄壁(直近1年:1コース1着73.1%/3連94.2%)、② 3・4コースの決定力と捌き(3=1着34.5%、4=ST0.14で攻め鋭い)、③ ナイター適性(4=ST0.13、5=ST0.10)。
  • 課題
    ⑤・⑥枠の勝ち切り頻度(5=1着18.0%、6=5.6%)。SG/G1では外の“頭”がさらに低くなるため、連下中心への割り切りが必要。

舟券ヒント(実運用)

  • 1枠=頭本線。信頼置きつつヒモを絞る。
  • 3枠=頭も視野(まくり差しの刺さり狙い)。
  • 4枠=一撃+残しで“頭〜2・3着厚め”。特にナイターは積極策。
  • 5・6枠=連下中心。5枠は道中の捌きで3着厚めが妙味。
    (いずれも直近1年+今期データに準拠)

今後の展望とまとめ

このあと若松SG→平和島G1→蒲郡G1→津SGと大舞台が続く。番組に助けられるイン枠で“取り切る”こと、そして3・4コースでの先手一撃をどこまで積み上げられるか。北陸の名手は、なお“勝てる形”を自分で作り出す力を持っている。

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