Boat-Practice

稲田浩二:堅実な基盤と展開読みで戦う“兵庫のオールラウンダー”

A1級で長年安定した実績を誇るベテラン。SG、G1でもしっかり戦えるレース運びが持ち味です。


① コース別戦術傾向

▶ 1コース(イン逃げ巧者)

  • 主導権を握るスタートは平均ST0.14。俗に言う“安定の布陣”
  • 過去6ヶ月でも優秀な成績を記録しており、舟券の軸に最適な1号艇。

▶ 2コース(差し・まくり差し型)

  • インが強いと判断すれば握って勝負する柔軟性もある実戦型

▶ 3・4コース(展開勝負型センター)

  • まくりが比較的多く決まっており、また展開次第でまくり差しに切り替える読みと舵裁きに優れ、舟券圏内率も高い。

▶ 5・6コース(外枠でも着を拾う立ち回り型)

  • “外でも脇役にならない”着見せ型展開力がある。

② 整備力と舟足傾向

  • スタート事故や出遅れ歴は少ない。シリーズ中も舟足に波が少なく、初日から安定したパフォーマンスを発揮。
  • 整備の特徴は、「回り足と旋回力を重視したバランス調整」。握っても艇が流れにくく、展開対応時に粘りを発揮できる仕上げが中心。

③ 総括:壊れない安定感と対応力が光る“頼れるオールラウンダー”

稲田浩二は、派手な勝負型ではないが、どの枠からでも舟券に絡む「堅実オールラウンダー」。成績・展開・整備のすべてで安定感があり、舟券の信頼度を裏切りません。

  • 1コースでは逃げて安心感を提供
  • 2号艇以降でも仕掛け判断に柔軟さがあり、展開が向けば浮上できる
  • センター・外枠からも展開読み+旋回で差し返しやまくり差し勝負できる

SG、G1経験も十分。今後も記念戦線で活躍を重ね、「枠に縛られず着を拾う選手」として舟券ファンに重宝される存在であり続けるでしょう。

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