井上 忠政(いのうえ・ただまさ)—“白の説得力+③の勝ち切り”、上位戦は外を連下運用が正解
選手プロフィール
登録番号:4959/期:119期
支部:大阪(出身:大阪)
生年月日:1996年3月4日(29歳)/172cm・52kg・B型
期別成績(集計:2024/11/01〜2025/04/30):勝率6.90/2連対率47.7%/平均ST0.16/出走111/優出5/優勝4。
レーススタイルの輪郭(数字で読む)
- 白(1コース)は“相手探し”で取り切れる堅さ:1着80.4%(56)/2連91.1%/3連98.2%/ST0.15。今期ベースでも1着81.4%(27)と高位安定。
- ③の勝ち切りが柱:3コース1着32.3%(31)/2連54.8%/3連87.1%。握ってからのまくり差し決着で“頭”を取り切るシーンが主戦パターン。今期も1着33.3%(15)を維持。
- ②は連軸寄り:2コース1着26.5%(34)/2連58.8%/3連70.6%。差しが届く番組なら“頭”まで。
- 外(5・6)は“連下運用”が現実的:5=1着8.8%(34)・3連41.2%/6=1着3.1%(32)・3連53.1%。6は“3着押さえ”がハマり所。
- ナイターの発進傾向:夜は平均STが3=0.11/4=0.12/1=0.13/5=0.13と中〜外の踏み込みが良化。③④の速発進で一撃シーンが増えるタイプ。
コース別の現在地(直近1年ベース)
1コース:1着80.4%(56)/2連91.1%/3連98.2%/ST0.15 → 逃げ絶対本線。相手は2〜3点に絞れる枠。
2コース:1着26.5%(34)/2連58.8%/3連70.6%/ST0.16 → 連軸評価。差し日だけ“頭”薄く。
3コース:1着32.3%(31)/2連54.8%/3連87.1%/ST0.16 → まくり差し決着の押さえ頭+連下厚めが機能。
4コース:1着16.7%(36)/2連33.3%/3連55.6%/ST0.15 → カド一撃は控えめ。相手厚めで回収。
5コース:1着8.8%(34)/2連23.5%/3連41.2%/ST0.16 → 3着寄りの配当要員。展開待ち。
6コース:1着3.1%(32)/2連25.0%/3連53.1%/ST0.19 → 頭は切り、3連単は3着押さえが現実的。
グレード別の顔つき(一般戦 vs. SG/G1)
- 一般戦:1=83.7%(43)/2=35.0%(20)/3=35.3%(17)/4=23.8%(21)/5=15.8%(19)/6=4.6%(22)。白の信頼+②③の勝ち切りで押し切る構図。
- SG/G1:1=69.2%(13)で白は上級の信頼。一方で3=28.6%(14)/4=6.7%(15)/5=0.0%(15)/6=0.0%(10)と“外頭”は大幅減。買い目は「イン=頭本線/③=押さえの頭+連下厚め/外=連下中心」がセオリー。
直近の節間ハイライト(過去3節)
- 大村|スポーツ報知杯(2025/8/28–9/3):1着45.5%/2連63.6%/3連100.0%/平均ST0.12。4日目10R=4枠→1着(ST0.04)/5日目9R 準優進出戦=1枠→1着(ST0.11)/6日目9R 準優=1枠→1着(ST0.07)、優勝戦は3枠3着。
- 住之江|大阪ダービー第42回摂河泉競走(2025/8/14–19):1着20.0%/2連50.0%/3連70.0%/平均ST0.12。初日11R=1枠1着(ST0.13)/5日目7R=1枠1着(ST0.08)、準優5枠2着→優勝戦6枠4着。
- 江戸川|企業杯(2025/8/3–8):1着40.0%/2連60.0%/3連60.0%/平均ST0.19。3日目10R=1枠1着(ST0.17)/5日目6R=1枠1着(ST0.22)、荒水面でも白で取り切り。
強みと課題(総括)
強み:①白の説得力(1=1着80.4%/3連98.2%)、②③の勝ち切り力(1着32.3%/3連87.1%)、③ナイターでの中枠の踏み込み(3=ST0.11/4=0.12)。
課題:外頭の頻度(直近1年=5=1着8.8%/6=3.1%、SG/G1では5=0%・6=0%)。上位戦は外を連下限定で役割を明確に。
舟券ヒント(実運用)
- 1枠=頭本線/相手絞り(差し巧者&当地巧者で2〜3点)。
- 3枠=“押さえの頭”+連下厚め(まくり差し決着を明確に想定)。
- 2枠=連軸寄り(機力優勢・内有利番組なら頭押さえ)。
- 5・6枠=連下中心(特に6は“3着押さえ”で妙味)。
出場予定と展望
この先は住之江G1 第53回高松宮記念特別競走(9/8–13)→宮島G1 第12回ヤングダービー(9/23–28)→三国(10/4–7)→下関ミッドナイト(10/11–14)→津SG 第72回ボートレースダービー(10/21–26)。勝ち筋は「白の取り切り+③の押さえ頭」。上位戦は外を連下に徹し、一般戦で磨いた中枠の決定力をどこまで持ち込めるか——“イン本線+③押さえ”が秋競走の黄金律だ。