Boat-Practice

丸野一樹:静かなる勝負師、レースを支配する“新時代の完成型”(10月14日更新)

選手プロフィール

  • 登録:4686/109期。1991年8月5日生・34歳、滋賀支部(京都出身)。
  • 期別成績(24/11/01〜25/04/30):勝率6.39/2連対率38.6%/平均ST0.16/出走114/優出2/優勝1。
  • 直近の出場予定:10/21〜26 津「第72回ボートレースダービー」ほか。

レーススタイルと進入傾向

  • 平均ST(直近1年・コース別):1=0.15/2=0.16/3=0.15/4=0.15/5=0.17/6=0.15。内〜センターで精度高く踏み込み、外はやや様子見。
  • 前づけ傾向:基本は枠なり徹底。
    • 1枠→1コース100%
    • 2枠→2コース97.3%(→3コース2.7%)
    • 3枠→3コース97.4%(→4コース2.6%)
    • 4枠→4コース93%
    • 5枠→5コース93.1%(→4コース3.5%、→6コース3.5%)
    • 6枠→6コース97.4%(→2コース2.6%)
      =“想定外が少ない進入”で、舟券の組み立てがしやすいタイプ。

1コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率76.9%/2連対率90.4%/3連対率94.2%/平均ST0.15。
    “全国級のイン鉄板”。取りこぼしが非常に少なく、節間の絶対軸。

2コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率13.5%/2連対率43.2%/3連対率64.9%/平均ST0.16。
    差し残しで“連はそこそこ、頭は控えめ”。買い方は2着本線がフィット。

3コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率23.8%/2連対率45.2%/3連対率64.3%/平均ST0.15。
    まくり差しの切れで頭も届くレンジ。1–3/3–1の往復が組みやすい。

4コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率14.0%/2連対率32.6%/3連対率51.2%/平均ST0.15。
    カド差し・まくり差しの“展開突き”。頭は中穴帯、連対はやや薄い。

5コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率7.4%/2連対率25.9%/3連対率44.4%/平均ST0.17。
    外は基本“連下(3着)運用”。展示で伸びが見えた日だけ評価アップ。

6コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率2.6%/2連対率10.5%/3連対率39.5%/平均ST0.15。
    大外の頭は割り切りが基本。三着押さえ中心が現実的。

直近3節の足色トピック

  • 多摩川「G1ウェイキーカップ」(9/29〜10/4):3・4枠で苦戦し3,6着のみ。平均ST0.23と踏み込みは重め。
  • びわこ「G1びわこ大賞」(9/17〜22):1枠で2勝(ドリーム&一般)。シリーズ計1着3本、平均ST0.16で内容は上向き。
  • 住之江「G1高松宮記念」(9/8〜13):センターからの一撃+最終日の特別選抜戦を1コース逃げ。平均ST0.13。

得意水面(場別の要点)

  • 徳山:勝率7.98/複勝62.7%/3連71.2%/平均ST0.14=相性◎。
  • びわこ:勝率7.40/複勝58.4%/3連74.7%/0.16=地元水面で安定。
  • 芦屋:7.83/66.7%/73.3%/0.13=伸びが出る場で強い。
  • 蒲郡:7.80/52.5%/77.5%/0.13、戸田:7.31/50.0%/73.5%/0.13も信頼度高め。

強みと課題(総括)

  • 強み
    • イン“最強クラス”:1コース1着76.9%、2連90.4%、3連94.2%。買いの土台を作れる。
    • 3コースの決定力:1着23.8%、2連45.2%。配当を取りにいける分岐点。
    • 進入の安定:枠なり徹底で隊形が読みやすく、フォーメーションを組みやすい。
  • 課題
    • 外枠(5・6)の“頭効率”が低め。展示の伸びや起こしのキレが見えた日だけ頭を厚く。
    • 4コースは“頭は中穴、連は薄め”。配分を誤るとブレやすい。

こんな買い方がハマる

  • 1コース:頭固定が基本線。相手は“攻撃力×連対力”で3→2→4を厚めに。
  • 2コース:2着本線の相手軸(1–2、2–1–3/4)。差し届くサインは展示の回り足。
  • 3コース:1–3/3–1の往復を主軸に、4・5を広めに添えて配当ケア。
  • 4コース:“展開待ちの中穴”。展示で伸び○やST順上位が見えた日だけ頭の点数を増やす。
  • 5・6コース:基本は3着押さえ。前づけ変化は小さいため、点数は絞ってリスク管理。

今後の展望とまとめ

直近の記念3連戦ではアップダウンがありつつも、地元びわこでの“イン取り切り”は健在。10/21〜26の津ダービーでも、内枠を引けば上位争い必至。買い手は「イン=絶対軸」「3=攻めの分岐」「外=展示次第」を基本形に、当日の展示タイムとST順位で配分を微調整していこう。

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