松井繁|艇王という名の重み、勝ちを極めた男の“流儀と構築力”(8月26日更新)
選手プロフィール
- 登録番号:3415/期:64期
- 支部:大阪(出身:大阪)
- 生年月日:1969年11月11日(55歳)/168cm・52kg・O型
- 期別成績(2024/11/01〜2025/04/30):勝率6.78/2連対率42.5%/平均ST0.16/出走134/優出3/優勝1。
レーススタイルの輪郭(データで読む)
まず柱はインの説得力。1コースは1着64.3%(56)/2連80.4%/3連85.7%/ST0.15で、白カポックは依然“相手探し”の入口です。一方、外枠は5・6コースの1着0.0%と“頭”は相当シビア。ただし3コース3連68.0%/4コース3連58.3%など、道中の捌きで舟券圏は確保してきます。さらに注目はナイター時の4コース平均ST0.12。夜のカドは今も鋭い踏み込みを見せます。
1コース
- 1着64.3%(56)/2連80.4%/3連85.7%/ST0.15
→ 結論:「逃げ本線」。インを取り切る設計図は健在。
2コース
- 1着19.6%(56)/2連46.4%/3連69.6%/ST0.15
→ 結論:刺しの“頭”は選別が必要。相手本線が基本。
3コース
- 1着10.0%(50)/2連32.0%/3連68.0%/ST0.16
→ 結論:まくり差しの刺さり待ち。連下厚めで配当を拾う。
4コース
- 1着5.0%(60)/2連23.3%/3連58.3%/ST0.15
- ナイター時の平均ST0.12は切れ味十分。
→ 結論:日中は“連下中心”、ナイターのカドは一段評価を上げたい。
5コース
- 1着0.0%(29)/2連17.2%/3連31.0%/ST0.14
→ 結論:基本は3着押さえ。展開一致で中穴を拾うゾーン。
6コース
- 1着0.0%(12)/2連0.0%/3連33.3%/ST0.21
→ 結論:頭は切り、3連単の3着固定が現実的。
グレード別の顔つき(一般戦 vs. SG/G1)
- 一般戦:1コース1着72.7%(22)/3連90.9%。中枠も3・4コースの3連率81.0%/100.0%と、下位グレードでは“連圏の厚み”が光る。
- SG/G1:1コース1着58.8%(34)/3連82.4%でインは十分買えるが、2~6コースの1着率=10.3%/3.5%/2.4%/0.0%/0.0%と“頭”は渋め。舟券は「イン=頭本線/外=連下厚め」が定石。
直近3節の足跡(要点だけ)
- 住之江|大阪ダービー第42回摂河泉競走(2025/8/14–19):1着9.1%/2連36.4%/3連63.6%/平均ST0.11。中盤の4枠1着など要所で見せ場。
- 三国|開設72周年 北陸艇王決戦(2025/7/31–8/5):1着0.0%/3連33.3%/平均ST0.13。外枠多めで我慢のシリーズ。
- 徳山|SGオーシャンカップ(2025/7/22–27):1着12.5%/2連37.5%/3連62.5%/平均ST0.15。1枠逃げを含め、大舞台でもインの説得力は維持。
強みと課題(総括)
- 強み:①インの堅さ(1コース1着64.3%/3連85.7%)、②ナイター4コースの踏み込み(平均ST0.12)、③上位舞台でも1コースは信頼域(SG/G1:1着58.8%/3連82.4%)。
- 課題:④〜⑥枠の勝ち切り頻度(直近1年:5・6コースの1着0.0%)。外を引いた日は連下拾いに徹する設計が賢明。
舟券ヒント(実運用の型)
- 1枠=頭本線。ヒモは差し巧者+地元勢で絞る。
- 2枠=相手本線(相手強めの日だけ“頭”を少点数)。
- 3枠=連下厚め(展開噛めば押さえの頭)。
- 4枠=日中は連下、ナイターは一段格上げ。
- 5・6枠=3着押さえで点数管理。
出場予定と展望
若松SGメモリアル(8/26–31)を皮切りに、住之江G1高松宮(9/8–13)→びわこG1びわこ大賞(9/17–22)→戸田一般(9/26–29)→蒲郡G1周年(10/5–10)と舞台が続く。基本戦略はブレずにインの取り切り。そしてナイターの4カドは“買い増しポイント”。番組と機力が噛み合う日に、まだまだ“王道の勝ち筋”で魅せてくれるはずです。