イン鉄板、三コースは牙をむく——中島秀治の勝ち筋
選手プロフィール
- 124期/滋賀支部(京都出身)、1995年12月4日生(29歳)
- 身長170cm・体重56kg・AB型
- 直近期(2024/11/01〜2025/04/30)の期別成績:勝率6.47/2連対率42.1%/平均ST0.17/出走83/優出2/優勝1。
レーススタイルと最近のリズム
- “スタート勝負で押し切る1コース”と“攻め筋が立つ3コース”が軸。今期の平均STは1=0.16、3=0.17で、先手を取りやすいテンポ。ナイター平均STは0.14と鋭い。
- 今節(大村・ミッドナイト、2025/09/14〜17)の途中成績は〔5着→4着/3着→4着〕で平均ST0.18。乗り味は出足寄りのバランス型で、大崩れは避けつつも“もう一押し”が課題という序盤戦。
1~6コース別の特徴(今期)
- 1コース:1着率76.4%/2連対率94.1%/3連対率100%。信頼のイン。迷ったらまず評価を上げたい軸足。平均ST0.16で“踏み込んで逃げ切る”パターンが基本。
- 2コース:1着率9.0%/2連対率18.1%。差しの決定力がやや控えめで、安定感ももう一歩。平均ST0.19。
- 3コース:1着率38.0%/2連対率61.9%。ここが狙い目。先攻めからの“握り(まくり)~差し替え”の両立で取り切るシーンが多いゾーン。平均ST0.17。
- 4コース:1着率7.6%/2連対率23.0%。展開待ち色が濃く、カドまくり一撃は頻度控えめ。平均ST0.17。
- 5コース:1着率0.0%/2連対率8.3%だが、3連対率は44.4%で3着圏には届く。平均ST0.18。舟券は“ヒモ評価”が基本。
- 6コース:1着率8.3%/2連対率8.3%/3連対率25.0%。大穴の相手候補まで。平均ST0.20。
強みと課題
- 強み:イン逃げの完成度が非常に高く、3コースからも勝ち切れる“二枚看板”。ナイターでSTが締まる点もミッドナイト大村と相性◎。
- 課題:2コースの取りこぼしと外枠の取り回し。特に2コースの2連対率18.1%は着地に苦労するデータで、差しの選択とSTリスク管理がポイント。
まとめ(今後の展望)
今節のモーター素性は“押し上げ材料”。1コースは鉄板級、3コースは積極評価、2・4コースは点数を落とし、5・6コースは相手まで――これが中島秀治の基本フォーマットです。ミッドナイトの鋭い踏み込み(ナイター平均ST0.14)を今節の実戦にどこまで反映できるか。インでしっかり、外では展開活用――この切り替えができれば、シリーズ後半の上昇に期待が持てます。