仲谷颯仁:機力と展開の駆け引きで魅せる“九州の冷静突破型エース”(10月15日更新)
選手プロフィール
- 登録:4848/115期。1994年8月20日生・31歳、福岡支部(福岡出身)。
- 期別成績:勝率7.37/2連対率50%/平均ST0.15/出走134/優出7/優勝3。直近は福岡「J・アンクラス杯」で準優1枠を0.01で逃げ切り。次走は津ダービー→丸亀周年→徳山周年が並ぶ。
レーススタイルと進入傾向
- 進入は“枠なり”が基本。2枠→2コース95.4%、3枠→3コース100%、4枠→4コース97.1%、5枠→5コース100%、6枠→6コース90.9%(5コースへ9.1%スライド)=隊形が読みやすく、フォーメーションを組みやすいタイプ。
- 平均ST(直近1年)は1=0.14/2=0.15/3=0.14/4=0.17/5=0.15/6=0.17。内〜センターでキレ、カド・大外はやや様子見の踏み込み。
1コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率70.0%、2連対率88.3%、3連対率96.7%、平均ST0.14。取りこぼしが極小の“イン鉄板”。節間の絶対軸に据えられる。
2コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率28.6%、2連対率66.7%、3連対率73.8%、平均ST0.15。差し本線で“連は厚いが頭は約3割”。買い方は2着本線がフィット。
3コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率24.2%、2連対率48.5%、3連対率84.9%、平均ST0.14。まくり差しの決定力で“連の厚み”が魅力。1–3/3–1の往復が組みやすい。
4コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率8.8%、2連対率44.1%、3連対率67.7%、平均ST0.17。展開突きで連に絡むレンジ。頭は中穴帯で“条件付き”。
5コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率11.1%、2連対率33.3%、3連対率55.6%、平均ST0.15。外は“3着力”評価が中心。伸び○や内のもつれが見える日だけ頭を少点数で。
6コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率10.0%、2連対率30.0%、3連対率52.5%、平均ST0.17。大外の頭は薄めだが、三着押さえの価値は十分。
直近3節の足色トピック
- 多摩川「G1ウェイキーカップ」(9/29〜10/4):転覆もあり苦戦気味だが、1枠で白星・終盤は連対で立て直し(平均ST0.14)。
- びわこ「G1びわこ大賞」(9/17〜22):初日1枠で逃げ切り。以降は展開向かず着を落とす局面が目立つ(平均ST0.15)。
- 住之江「G1高松宮記念」(9/8〜13):準優5枠は6着も、道中で“0.02”の踏み込みを見せるレースもあり、機力は水準以上。
得意水面(場別の要点)
- 丸亀:勝率8.45/複勝75.9%/3連89.7%。静水面で押し切り・差しの再現性が高い“相性◎”水面。
- 児島:7.79/53.6%/78.6%。瀬戸内で乗り味が合い、安定感。
- 若松:7.31(出走196)/複勝55.1%/3連71.4%。地の利×経験値でシリーズを作れる。
- 芦屋:7.08/54.2%/73.3%。起こしのキレが活きる舞台。
- 地元・福岡:6.96/50.0%/69.8%。サンプル多く、総合信頼◎。
強みと課題(総括)
- 強み
- イン“全国級”:1コース1着70.0%・2連88.3%・3連96.7%。節間の土台づくりができる。
- センターの安定感:3コース3連84.9%で“崩れにくい”。配当も狙える分岐点。
- 進入が読みやすい:枠なり主体で想定外の隊形崩れが少なく、舟券設計が安定。
- 課題
- 4〜6コースの“頭効率”は控えめ(特に4=8.8%)。展示で伸びやST順上位が見える日だけ頭配分を増やすのが吉。
こんな買い方がハマる
- 1コース:頭固定が基本線。相手は“決定力×連対力”で3→2→4を厚めに。
- 2コース:2着本線の相手軸(1–2、2–1–3/4)。差し届く日は展示の回り足○がサイン。
- 3コース:1–3/3–1の往復を主軸に、4・6を妙味で添えて配当ケア。
- 4〜6コース:基本は連下(3着)運用。5・6の頭は“展示タイム↑×内のもつれ”が見える日に限定強化。
今後の展望とまとめ
福岡一般での“準パーフェクト級”→G1では波も、インの再現性とセンターの粘りは堅持。10/21〜26の津ダービー〜11月の周年連戦は、得意の静水面(丸亀)も控えており、内枠を引けば主役面は十分。買い手は「イン=絶対軸」「3=攻めの分岐」「外=展示次第」をベースに、当日のST順位と展示気配で配分を微調整していこう。