新田雄史:スピードと洗練が同居する“伊勢の攻守自在型”(10月9日更新)
選手プロフィール
- 登録:4344/96期。1985年2月19日生・40歳、三重支部。
- 期別成績:勝率7.63/2連対率56.1%/平均ST0.14/出走130/優出8/優勝6。
レーススタイルと進入傾向
- 平均ST(直近1年・コース別):1=0.11/2=0.13/3=0.13/4=0.15/5=0.15/6=0.14。内〜センターで鋭い踏み込み、カド以降は無理をしない精度重視型。
- 前づけ傾向(直近データ):枠なり志向が非常に強い。1枠→1コース98.4%、2枠→2コース97.6%、3枠→3コース95.1%。外枠でも5枠→5コース92.5%、6枠→6コース61.1%が基本形。
1コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率82.0%、2連対率91.8%、3連対率95.1%。“全国屈指のイン鉄板”。イン戦はまず取りこぼさない。
2コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率33.3%、2連対率55.6%、3連対率77.8%。差し本線で連は厚いが、頭は3割強。買い方は“2着本線”がフィット。
3コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率19.6%、2連対率45.7%、3連対率67.4%。“まくり差し”での決定力はあるが、勝ち切りは2割弱〜2割。ヒモ(相手)評価が軸。
4コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率16.7%、2連対率52.4%、3連対率73.8%。カド差し・まくり差しで連対力が高い“展開突き”。頭は中穴レンジ。
5コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率11.6%、2連対率39.5%、3連対率69.8%。外からは“3着の底堅さ”が魅力。点数配分は3着厚めが現実的。
6コース進入時の特徴
- 直近1年:1着率16.7%、2連対率20.8%、3連対率41.7%。大外の一撃は“条件付き”。基本は紐(3着)扱いでリスク管理。
直近3節の足色トピック
- 芦屋「ニッカン・コム杯」(9/19〜22):優勝。1着率71.4%、2連100%、平均ST0.12。イン含め完成度が高いシリーズ。
- 住之江「高松宮記念」(9/8〜13):予選は好内容も準優で痛恨の4着。平均ST0.11と踏み込み自体は鋭い。
- 若松「ボートレースメモリアル」(8/26〜31):準優2着→優勝戦4着。要所で“先手必勝”を体現。
得意水面(場別・抜粋)
- 住之江:1コース1着83.3%、3コース1着62.5%、2連合算も高水準。静水面での先マイ・まくり差しの再現性が高い。
- 丸亀:1コース1着69.2%、3コース1着62.5%。伸びの出る場で数字が映える。
- 児島:1コース1着76.9%、2連100%。瀬戸内でも安定感。
- 宮島:1コース1着90.9%。当地インはほぼ落とさない。
強みと課題(総括)
- 強み
- イン“最強クラス”:1コース1着82%・2連91.8%・3連95.1%(直近1年)。節間の“絶対軸”。
- カド含むセンターの連対力:4コース2連52.4%、3コース2連45.7%。展開ひとつでしっかり舟券に絡む。
- 進入の安定:枠なり徹底で“想定外”が少なく、フォーメーションを組みやすい。
- 課題
- 5・6コースは“頭効率”が低め。外で勝ち切るには機力上積みと展開待ちが必要。
こんな買い方がハマる
- 1コース:頭固定が基本線。相手は3→4→2の順で厚め(連対率と平均STの並びから)。
- 2コース:2着本線の相手軸に。1–2、2–1–3/4が組みやすい。
- 3・4コース:頭も視野だが配分は“頭:連下=1:2〜3”。展示で伸び気配なら頭の点数を増やす。
- 5・6コース:基本は3着押さえ。穴で狙う日は直前の展示タイムと起こしのキレを要確認。
今後の展望とまとめ
直近でも一般戦V、記念での優出争いと“勝ち切りの再現性”は高い。10月下旬の津「第72回ボートレースダービー」出走予定も掲載。買い手側は「イン=頭固定」「センター=連軸で押さえ」「外=紐運用」を基本設計に、当日の展示とスタート順で上乗せ判断を。