佐藤翼:冷静と情熱を併せ持つ、関東スピード派の技巧者(10月14日更新)
選手プロフィール
- 登録:4573/105期。1988年9月10日生・37歳、埼玉支部。
- 期別成績:勝率7.22/2連対率43.9%/平均ST0.14/出走116/優出5/優勝1。
レーススタイルと進入の特徴
- 平均ST(直近1年・コース別):1=0.12/2=0.13/3=0.14/4=0.13/5=0.14/6=0.16。内〜カドでキレよく踏み込み、6コースは慎重め。
- 前づけ傾向:枠なり主体で“読める進入”。
- 1枠→1コース100%、2枠→2コース97.5%、3枠→3コース94.4%、4枠→4コース94.4%
- 5枠→5コース82.1%(4=10.3%、3=2.6%も少し)、6枠→6コース87.9%(5=9.1%、4=3%)。
1コース進入時
- 直近1年:1着率77.8%/2連対率86.7%/3連対率95.6%/平均ST0.12。
インは“鉄板域”。取りこぼしが少なく節の土台になる。
2コース進入時
- 直近1年:1着率15.0%/2連対率50.0%/3連対率77.5%/平均ST0.13。
差し残しで連は厚いが、頭は控えめ。買い方は“2着本線”がハマる。
3コース進入時
- 直近1年:1着率20.0%/2連対率54.3%/3連対率71.4%/平均ST0.14。
まくり差しの決定力で頭も十分。配当を取りに行けるレンジ。
4コース進入時
- 直近1年:1着率15.0%/2連対率32.5%/3連対率55.0%/平均ST0.13。
カド差し・まくり差しの“展開突き”。頭は中穴帯、連対はやや細い。
5コース進入時
- 直近1年:1着率8.1%/2連対率21.6%/3連対率54.1%/平均ST0.14。
基本は“連下(3着)運用”。展示で伸びが出た日だけ評価アップ。
6コース進入時
- 直近1年:1着率0.0%/2連対率22.6%/3連対率45.2%/平均ST0.16。
大外の頭は割り切り。三着押さえ中心が現実的。
直近3節トピック(足色とリズム)
- 多摩川「ウェイキーカップG1」(9/29〜10/4):1着1本、2連対3割強。3日目2コース0.08で2着、4日目1枠できっちり逃げ。平均ST0.13。
- びわこ「びわこ大賞G1」(9/17〜22):ドリーム6枠3着→2日目1枠で逃げ。妨害・6着もあり凸凹だが、終盤に2着でまとめる。平均ST0.16。
- 住之江「高松宮記念G1」(9/8〜13):特選5枠5着→2日目転覆→最終的に1枠2着。シリーズとしては苦戦。
得意水面(場別データの要点)
- 下関:勝率8.41/複勝64.7%/3連76.5%(平均ST0.14)=好相性。
- 大村:8.23/43.3%/70.0%(0.13)=1Mの押し切りがハマる舞台。
- 徳山:7.91/55.9%/73.5%(0.13)、若松:8.00/54.8%/71.0%(0.16)も良好。
- 地元・戸田:7.65/60.7%/79.1%(0.13)=走破数多く、総合信頼◎。
強みと課題(総括)
- 強み
- イン“鉄板級”:1コース1着77.8%、3連95.6%。節間の絶対軸にできる。
- センターの決定力:3コース1着20.0%、2連54.3%。配当を取りにいく分岐点。
- 進入の安定:枠なり主体で隊形が読みやすく、フォーメーションを組みやすい。
- 課題
- 4〜6コースの“連の薄さ”。とくに5・6は頭期待値が低く、展示で伸び○の日に限定強化が妥当。
こんな買い方がハマる
- 1コース:頭固定が基本線。相手は“攻撃力×連対力”で3→2→4を厚めに。
- 2コース:2着本線の相手軸(1–2、2–1–3/4)。差し届くサインは展示の回り足。
- 3コース:頭も視野。1–3/3–1を主軸に4・5を広めに添えて配当ケア。
- 4〜6コース:基本は連下運用。伸び気配 or 起こしのキレが出た日だけ“頭”の点数を増やす。
今後の展望とまとめ
直近のG1連戦は苦楽混在だが、インの再現性とセンターの決定力は健在。10/21〜26の津「第72回ボートレースダービー」など出場予定も公表されており、内枠で取り切りつつセンターで一撃を積み増せれば、優出ラインは十分射程だ。買い手は「イン=絶対軸」「3=攻めの分岐」「外=展示次第」を基本形に、当日のST順と展示タイムで配分を微調整していこう。