Boat-Practice

海野康志郎:技と整備力で魅せる“冷静沈着な展開職人”(10月9日更新)

選手プロフィール

  • 登録:4324/95期。1987年12月15日生・山口支部(ページ表記は昭和62年生・37歳)。
  • 期別成績(24/11/01〜25/04/30):勝率6.92/2連対率49.2%/平均ST0.14/出走134/優出7/優勝1。

レーススタイルと整備の特徴

  • 平均ST(直近1年):1=0.13/2=0.13/3=0.14/4=0.15/5=0.16/6=0.13。内と大外でキレのある踏み込み、カド・外はややため気味。
  • 前づけ傾向:基本は枠なり寄りだが、6枠時は可動域が広い(6枠→6コース27.7%/5コース27.7%/2コース17.0%/3コース14.9%/4コース12.8%)。4枠→4コース93%、5枠→5コース87.5%と“素直”がベース。

1コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率80.3%/2連対率90.9%/3連対率97.0%。迷わず“先マイ(先に回って押し切る)”で鉄板級。買いの中心。

2コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率24.1%/2連対率65.5%/3連対率79.3%。差し本線で連は確保、頭は約1/4。相手軸として安定。

3コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率29.0%/2連対率46.8%/3連対率64.5%。“まくり差し”の切れで頭も十分。1–3/3–1の分岐が作りやすい。

4コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率12.5%/2連対率39.6%/3連対率52.1%。展開突きの差し・まくり差しで連下は拾うが、頭頻度は控えめ。

5コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率8.2%/2連対率34.7%/3連対率67.4%。“崩れにくい三着力”が魅力。点数配分で3着厚めが吉。

6コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率0.0%/2連対率14.3%/3連対率42.9%。大外の頭は割り切り、紐評価が現実的。

直近3節の足色トピック

  • 唐津(9/21〜26)スポーツ報知杯:優勝(準パーフェクトV)。①1着量産&平均ST0.13で機力・出足とも上々。
  • 鳴門(9/13〜18)大渦大賞:平均ST0.08の踏み込みで予選から上位巡航。特選戦も1着。
  • 多摩川(9/29〜10/4)周年:準優進出も5着。全体にスタート順は良好で、手前の回り足が強み。

得意水面(場別成績の要点)

  • 丸亀:勝率7.96/複勝率62.9%/3連率85.7%。伸びの出る静水面で信頼度高。
  • 唐津:7.67/61.5%/80.2%。当地V実績と相性の良さが数字にも。
  • 児島:7.16/59.3%/75.0%。瀬戸内の乗り味が合う。
  • 下関:7.15/55.9%/73.8%。ナイター含め安定感。
  • 徳山:6.90/53.6%/67.9%。スタート決めて展開を作れる舞台。

強みと課題(総括)

  • 強み
    • イン“超堅実”:1コース1着80%台、3連対ほぼ取りこぼしなし。シリーズの軸に最適。
    • 3コースの決定力:1着率29.0%は一撃レンジ。フォーメーションの分岐点。
    • 6枠時の可動域:6枠→内への動きもあり、隊形に応じて妙味を作れる。
  • 課題
    • 4~6コースの“頭”頻度が低く、グレード戦では勝ち切り効率がテーマ。
    • 5・6コースの2連対は控えめ。買い手は連下・3着寄りでの運用が安全。

こんな買い方がハマる

  • 1コース:頭固定が本線。相手は3→4→2の優先度で厚め(頭効率&2連対率の並びから)。
  • 2コース:2着本線がフィット。1–2、2–1–3/4の分岐が作りやすい。
  • 3コース:頭も視野。1–3/3–1の主軸に、4・5を相手広め。
  • 4・5コース:勝ち切りは絞り、2・3着軸で回収を守る。6コースは3着押さえ中心。

今後の展望とまとめ

直近でも唐津V→鳴門好内容→多摩川で準優進出と、秋口に向けて機力・スタートともに上向き。10月以降は三国のトーナメント(10/11〜13)、津のダービー(10/21〜26)などビッグが続く見込み。買い手は「イン=頭固定」「3コース=攻めの分岐」「外=連下運用」を基本形に、展示で手前の回り足が良い日は外からの食い込みも上積み評価を。

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