Boat-Practice

山田康二:緻密なレースメイクと大胆な一撃の融合(10月9日更新)

選手プロフィール

  • 登録:4500/102期。1987年12月26日生・37歳、佐賀支部。
  • 期別成績(24/11/01〜25/04/30):勝率7.32/2連対率53.2%/平均ST0.15/出走139/優出8/優勝6。

レーススタイルと進入傾向

  • 平均ST(直近1年・コース別):1=0.14/2=0.12/3=0.14/4=0.14/5=0.13/6=0.14。内寄りで鋭く踏み込み、特に2コース0.12が速い。
  • 前づけ傾向:基本は枠なり強め。ただし6枠の可動域が広く「6枠→6コース71%/5コース12.9%/4コース9.7%/3コース6.5%」と、節や並び次第で内に寄せる動きもあり。

1コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率72.7%/2連対率86.4%/3連対率92.4%/平均ST0.14。インは“鉄板域”。取りこぼしが少なく、シリーズの軸に据えやすい。

2コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率28.9%/2連対率71.1%/3連対率88.9%/平均ST0.12。速い起こしからの差し・差し残しで“連の厚み”。頭は3割弱で、2着本線寄りの運用が合う。

3コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率36.7%/2連対率61.2%/3連対率75.5%/平均ST0.14。まくり差しの決定力が高く、“頭”も十分狙えるレンジ。

4コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率28.2%/2連対率35.9%/3連対率64.1%/平均ST0.14。カド差し・まくり差しで中穴を作る局面あり。連はやや薄めでも、噛み合えば一撃。

5コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率14.6%/2連対率25.0%/3連対率41.7%/平均ST0.13。外からは“3着押さえ”中心。伸び気配が強い日だけ頭の配分を増やしたい。

6コース進入時の特徴

  • 直近1年:1着率4.6%/2連対率18.2%/3連対率36.4%/平均ST0.14。大外の頭は割り切りが基本。3着薄く拾う設計が現実的。

直近3節の足色トピック

  • 江戸川「第49回デイリースポーツ杯」(9/28〜10/2):優勝(優勝戦1号艇で押し切り)。シリーズ1着率87.5%、平均ST0.17と内容完勝。
  • びわこ「びわこ大賞」(9/17〜22):優出3着。6日間で1着3本、平均ST0.13。節間通して機力とリズム良好。
  • 住之江「高松宮記念」(9/8〜13):苦戦気味でも要所で1着。足色は“出足寄り”で、予選中盤以降に立て直し。

得意水面(場別の要点)

  • 唐津:勝率7.98/複勝率66.7%/3連率82.4%/平均ST0.14。当地は“地の利+回り足”で安定抜群。
  • 浜名湖:8.06/64.7%/82.4%。静水面でイン・センターとも押し切り再現性◎。
  • 下関:7.86/63.9%/77.8%。ナイター含め安定感。
  • 福岡:7.78/66.1%/76.3%。出足の良さが数字に直結。
  • 徳山:7.45/52.7%/72.7%。伸び寄りの調整がハマる舞台。

強みと課題(総括)

  • 強み
    • イン&センターの決定力:1コース1着72.7%、3コース1着36.7%。“頭で取り切る”局面が多い。
    • 2コースの連対厚め:平均ST0.12を武器に差し・差し残しで信頼度高。
    • 6枠時の可動域:6枠→内スライドの実績があり、隊形変化で妙味を作れる。
  • 課題
    • 4〜6コースで“連が薄くなる”節がある(特に5・6)。展示から伸びが見えた時だけ頭ケア。

こんな買い方がハマる

  • 1コース:頭固定が基本線。相手は“決定力と連対力”で3→2→4の順に厚め。
  • 2コース:2着本線の相手軸。1–2、2–1–3/4のフォーメーションが組みやすい。
  • 3コース:頭も十分。1–3/3–1を主軸に、4・5を広めに拾って配当ケア。
  • 4コース:中穴レンジ。展示で“起こしのキレ or 伸び○”なら頭の点数を増やす。
  • 5・6コース:基本は連下・3着押さえ。6枠で内寄り進入が見えた時は、相手評価を一段上げる。

今後の展望とまとめ

足とリズムは秋口にかけて右肩上がり。直近でも一般戦V→記念優出と内容が伴う。10/21〜26「津・ボートレースダービー」などビッグの出場予定も並び、内枠の“取り切り”と3コースの決定力で主役級の出番は多いはず。買い手は「イン=頭固定」「2=連軸」「3=頭・連の分岐」「外=展示次第」の基本形で組み立てると、山田康二戦の的中と回収は安定する。

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